▼サンマルコ ★★★★
(San Marco)
版元:Ravensburger
著者: Alan R. Moon & Aaron Weissblum
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絶版久しく今更な感が満載ですがアランムーンの傑作と名高い「サンマルコ」をプレイすることができました。2000年前後の作品は本当に名作が多くてプレイしきれないですね(汗)

ゲームはベネツィアを舞台としたエリアマジョリティ(各エリアで最多数を競う陣取り)
エリアで最も多く貴族コマを置いたプレイヤーと、次点(2位)のプレイヤーがエリア毎に設定された点数を得ます。

このゲームで特徴的なのは「分配」と「選択」でスタートプレイヤーがランダムで分配者と選択者を振り分け、分配者はアクションカードとリミットカードを分配(2分割)し、選択者は2分割されたカードのいずれかを獲得します。選択されなかったカードが分配者の手に渡るため、いかに相手に悩ましく、かつ自分にメリットのある分配が出来るかがミソ。

アクションカードは、各地域に貴族コマを置いたり、指定した地域の貴族コマをダイス目だけ排除したり、任意の他のプレイヤーの貴族コマと自分の貴族コマを入れ替えたり、決算を行ったり(ドージェ)と様々。
カードを獲得すれば獲得したカードを任意の順番で解決できます。

リミットカードには数字が書かれており、いずれかのプレイヤーが獲得したリミットカードの合計が10を超えてしまうとラウンドが終了となります。ラウンド終了時にリミットカードの合計が10に満たないプレイヤーは追加ターンを得る事ができたり、合計が単独で最小であれば最多の数との差が点数に入ったりするので、なるべくこのリミットカードは取りたくないカードと言えます。

3ラウンド終了したらゲーム終了。最後に全ての地域の決算を行い最も得点したプレイヤーの勝利です。

今回は、マキさん、ママディーさん、スギさん、私の4人でプレイ

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ルールブックを読みながらのインストでしたが、読んでる最中でも分かる悩ましさといやらしさw

いきなり分配から悩ましく、いかに相手にメリットとデメリットをバランスよく印象付けられるかを考えて分配します。相手の欲しいカードは大体わかるので、欲しがっているカードと高い数字のリミットカードを組み合わせるのですが、あまりリミットカードだけ積みすぎるとデメリット回避が優先されてしまうためそのまま自分に返ってくる事にもなりかねません。本当に悩ましい。

まあ大体、決算の伴う「ドージェ」のカードの需要が高いのは想像に易く、「ドージェ+オマケ+がっつりリミットカード」という流れになります。

本当に一番の盛り上がりどころはこの分配。分配者と選択者の組み合わせが決まるだけで一喜一憂w

序盤、分配者になることが多かった私は、ドージェを相手に渡すようにして、他のカードで着々と貴族コマと橋を配置。貴族コマも既に激戦区となっている地域は避け(ドージェと一緒に渡し)、望みのありそうな過疎地域に貴族コマを配置できるように。ともすれば地味なアクションと派手なアクションを明確に切り分ける感じ。

この積み重ねで後半巻き返せればと準備を進めましたが、そうは簡単にいかずw
盤面に置ける貴族コマはそこまで多くなく、最多数は結構簡単に崩されます。

故にやはりドージェは重要で、多少ペナルティを負ってでもドージェで確実に点数を獲っていくのは大事。しかし、欲しいときにはドージェは手に入らず、盤面が微妙なときにドージェを獲得するといった悪循環に。 

結局終盤まで点差が顕著に残ってしまい、こまめに最多数を更新して決算をしていたママディーさんが、最終決算で更に点を伸ばし68点でぶっちぎりの1位、2位はマキさん50点で私は43点の3位でした。
上手く回していたはずが、全然点数にはなっていなかったという話。くやしいw


ざっくり言ってしまうと非常に面白いです。
分配ルールはかなり苦手で以前プレイした「四天王」とか、かなりトラウマなんですが、このゲームは見通しが良いので、分配の悩ましさが即ち「ゲームを目一杯楽しんでいる」といった充実感に変換されます。 
  • このアクションを与えたらこうなる
  • このアクションとこのアクションは別々にしないと
  • いまこのアクションは絶対にあげられないからこう組み合わせよう
といったロジカルな思考がちゃんと出来るんですね。本当に悩ましく、かつ満足度が高いです。

欠点としては、この分配の悩ましさからちょっとプレイ時間が長くなりがちというところでしょうか?
プレイしていると全く気になりませんが、今回は4人で2時間くらいかかりました。この辺りで手軽さはちょっと失っている気がします。 

とはいえ、ゲームをしている充実感は前述したように申し分ないですし、なんと言っても綺麗なアートワークで非常にテンションの上がるゲームなので、渡しが言うのも難ですが、未プレイの方には是非プレイしていただきたい作品です。

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)