▼リベルタリア ★★★☆
(Libertalia)
版元:Marabunta
著者:Paolo Mori
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昨年のエッセンは、会場に入るとフランス勢(ASMODEE)がお出迎えしてくれたのですが、その中で押していたのが「十二季節の魔法使い」とこの「リベルタリア」でした。

非常に綺麗なアートワークで気になっていたのですが、言語依存も高く、ホビージャパンさんがアートワークそのままのシールを作って添付されていましたが、先に同様にシールが添付されていた十二季節の魔法使いのシール張りにかなりゲンナリしていたため(シールは本当に綺麗なので文句ないのですがw)華麗にスルーしてしまいました。

あれから1年
先般ふうかさんがゲームを放出されていたのに便乗し、シール張り済みリベルタリアをゲット!w
なんともありがたくプレイさせていただきました。

ゲームは海賊達が襲撃した船のお宝分け前争奪戦。

1~30の数字と個別の能力が書かれたキャラクターカードのセットと10タブロン(金)を各プレイヤーは受け取り、最も若いプレイヤーが30枚の中からランダムにキャラクターカードを9枚選びます。
選ばれた9枚のカードを読み上げて各プレイヤーは自分のカードセットから同じキャラクターを取り出し、それを手札にしてゲームスタート。

基本的には全員同時に1枚カードを出すだけ。

1日(1ターン)は朝、昼、夜の3つのフェイズに分かれていて、朝と夜はキャラクター固有の能力を使い、昼は能力+分け前を貰うといった感じです。

より良い分け前を得るためには、カードに書かれている数字が大きいほうが有利ですが、朝のフェイズで固有能力を使う際は数字の小さいキャラクターから解決していくため、能力の使用順も考えながらカードを出す必要があります。

もし同じ数字のキャラクターがバッティングした場合にも、カードには更にもうひとつ1~6の数字が振られていてその数字の小さい順に有利となります。

これを6日間繰り返し、7日目に決算(所持金を勝利点に変換する)をして1ラウンド終了。3ラウンド終了したときに最も得点をしているプレイヤーの勝ちです。

今回は、あやのさん、ホンダラモーンさん、ママディーさん、マキさん、ヨシミネさん、私の6人でプレイ。

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最初のラウンドは全員使えるカードが全く一緒なので、非常に分かりやすいです。
毎回公開される「お宝」には、そのまま得点になるものから、集めると得点になるもの、マイナス点になるものなど色々あります。より早い順番でお宝ゲットに動ければよいお宝が手に入りますが、強いカードを使うということは即ち次のターン以降不利になるということなので、使い時を考えるゲームです。

最初の説明を聞いて、ルールを把握した時点で「ああ、これはいかに損をしないように考えるゲームだな」となんとなく。

特に今回はフルメンバーでバッティングが避けられないだろうという点と、フルメンバーだからこそバッティングしたときの序列が把握しやすいという点を活かし、常にマイナスを取らないように安全に立ち回り、コンボが決まるタイミングだけ見極めれば勝てると踏みました。

序盤はとにかくマイナス点になる「お面」を取らないように。少しずつでも良いのでプラス進行。

かなりバッティングがやらしいゲームで、プレイヤーはバッティングが起こるたびに一喜一憂。
バッティングが起こってもアクションがなくなるわけではなく、使える順番が混沌とするだけなので

「バッティング!で?私の順番何番目!?」

そんな感じでカードを覗き込みます。 結構強いカードを出したつもりでも、バッティングして最後手番になるなんてこともザラ。

最後手番になることも戦略のうちで、手番が微妙に遅くて後ろの方だとマイナスのお宝を引き取ることになる可能性が高いのですが、最後手番だと、例えば他のプレイヤーが「お宝を2個獲得できる能力」を発動していると、何も貰えなかったりもします。マイナス受け取るくらいなら返って好都合。

そういう計算をしながら、弱いカード、バッティングしそうなカードは、手番が遅くても不利にならないタイミングで出していました。お陰で本当にマイナス点を引き取ることなく3ラウンド目。

手札は2~3枚手元に残り、次のラウンドにプールされるため、2ラウンド目移行は各プレイヤー手札が微妙に違ってきます。これもまたアツイ。

3ラウンド目には、それまで温存していたキャラクターで見事コンボを成立させ大き目の得点を数回得られたので、最終的に99点で逃げ切って勝利。

「アクションが全然使えない!お宝も貰えない!」とゲーム中泣きそうになっていたあやのさんが終わってみれば87点で2位。3位は76点のママディーさんでした。


非常に面白いです。
そして恐らく私の最も得意な系統のゲーム。

フルメンバーでプレイしたため、時間はそれなりにかかりましたが、4人くらいでやる分にはそこまで時間かからずに楽しめるのではないでしょうか?
プレイ自体はカードを出すだけの本当に簡単な内容ですが、どのカードを出すかが非常に悩ましく、その結果上手く行っても行かなくても盛り上がれます。上手くカードを運用できれば、弱いカードをプラスに持っていけるところも非常に良いです。 

……非常に良いのですが

なんでしょう?アートワークの豪華さやテーマの煌びやかさに反して、ゲーム自体は地味な印象を受けました。 あと、苦手な人が確実に居そうなゲームでちょっと出し辛い印象もあり、かと言ってフリーク向けかといえばそうでもなく。この中途半端さがあまり広がらなかった原因かな?と。

とはいえ、本当にゲームは面白いので、プレイして損は無いと思います。
見かけたら遊んでやってください。

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)