▼炭鉱讃歌 ★★★☆
 (Gluck Auf)
版元:Pegasus Spiele
著者:Michael Kiesling & Wolfgang Kramer
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キースリングとクラマーの黄金コンビが贈る話題作。
ドイツでは非常に売れているらしく、エッセン会場限定で木箱版なんてものも販売されたらしいです。

楽しみにしていたタイトルにも関わらず棚から動きませんでしたが、プレイできる機会があったので遊ばせて貰いました。

目的はタイトルどおり炭鉱夫となって石炭を掘り出すこと。
各プレイヤーは個人ボードとなる炭鉱(?)と仕事カード、ワーカーを受け取りゲームスタート。

手番が来たらワーカーを全プレイヤー共通のボードに配置してアクションを獲得して行きます。アクションは、炭鉱を拡張(掘る?)、エレベーターを駆使して石炭を地上まで運ぶためのアクションポイント、運び出した石炭を運搬する手段、仕事カードの獲得、お金の獲得の大きく分けて5種類。

各所1プレイヤーしか同じマスに留まれず。ただし、既にコマの配置するマスであっても、そこに置かれている以上のワーカーを場に出せば権利を奪い取ることが出来ます。基本的にアクションはワーカーを配置したときに即時発動なので、後から奪われても痛くはありませんが、後からワーカーを置く場合にはもとおいてあるワーカー+1個余分に場に出す必要があるので、少ないワーカーでほしいアクションを選ぶには手番の早いプレイヤーが有利となっています。

これを全てのプレイヤーのワーカーがなくなるまで1アクションずつ消化し終えたら1ラウンド終了。ラウンドごとに要素が増えていく決算を行い、これを3ラウンド行ったところでゲーム終了、最も多く勝利点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

今回は、OKAZUさん、網岡さん、お名前控え忘れ、私の4人でプレイ。

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石炭は黄→茶→灰→黒の順に価値が上がっていくようなので、最も価値の高い「黒」の石炭を要する仕事を積極的にこなしていくことを目標に据える私。このゲーム、狙っている資源(石炭の色)や運搬方法が他のプレイヤーと被っていると途端に熾烈に殴りあうゲームになってしまうので、とりあえず競合しないように立ち回り。

ちょっと値段の張るトロッコを買って1ラウンド目に獲得した仕事をとりあえずこなすことが目標。

他のプレイヤーは少しずつほしいアクションが被っているようで、アクションを取りに行く順序にあぐねていましたが、私は快適にワーカーをヒョイヒョイと配置。迷いなしw

とりあえず1ラウンド目はサクッと終わり決算。最初の決算は仕事で使った石炭の種類ごとに最も多く使っていたプレイヤーと2位のプレイヤーにそれぞれ勝利点あり。この決算は3ラウンド目まで毎回発生するのでとりあえず一番点数の高い黒い石炭を押さえていた私は、毎ラウンド黒TOPの5点は取っていこうかなと。

ただ、ここでなんとなくこの得点形式のクセというか罠に気付く。

(・・・1つのマジョリティ取ってても勝てないな)

石炭、輸送手段、炭鉱の拡張・・・どれを取っても一点に集中して開拓するのが非常に効率的にワンタイムの得点を稼ぐことができますが、決算時には1点集中だと獲得できる勝利点が限られるので不利。よく出来ています。 

更に、最終決算では、炭鉱の広げ方でマイナス査定が入る厳しさ。左右拡張したタイルの枚数が合っていないと差分1枚につきマイナス2点の勝利点が持って行かれるシステム。なんとこんなバランスまで求められるとはw

終盤になると、この炭鉱のバランス均衡のためにかなり悩みます。あちらを立てればこちらが立たず。マイナス点を貰ってでも広げるべきか否かそれが問題だ・・・と。

気付いたときには結構集中作成に特化してしまっていたので、そのまま最後まで出来る限りつまみ食いしながら続行するも、やはり適度に分散していた網岡さんを越せず、2位で終了となりました。
もう少し気付くのが早ければw


----所感
非常にユーロゲーム然としたゲームとでもいいましょうか?フリークがイメージするユーロゲームが詰まったゲームではないでしょうか?
大きく目新しい部分は無いものの、最近のユーロゲームに見られるエッセンスが詰まっており、同じく詰め込んだ感の強いテラミスティカなどとは対極を成す「詰め込みながらもプレイ感はシンプル」というところに落とし込んでいるように思います。 

ゲームはいかにお使いをこなすか、そのための最善手探しですが、広範になるにつれ目的がハッキリしてくるため、終盤になっても長考するような場面はあまりなく、むしろ選択肢がどんどん狭くなっていくので余程、他のプレイヤーに邪魔されない限りサクサクと進みます。この点も素晴らしい。

ちょっと地味な感はありますが、終了後に振り返ると、計画立てたプレイでより勝利点が稼げそうな気がしてくるため、リプレイ欲はそれなりにあります。」

というか、なんとなく今期の新作ゲームのキーワードは「地味」なのかな?w
即ち悪い意味ではなく、それだけ静かなプレイの似合う渋いゲームが多いのだと思います。炭鉱讃歌もそのひとつかなと。

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)