▼キング オブ トーキョー ★★★
(King of Tokyo)
版元:IELLO
著者:Richard Garfield
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怪獣が暴れると言ったらやはり東京なのでしょうか?
東京にはマグロ工場は無いものの、ゴジラが暴れることはアメリカ人でも知っているということなのでしょう。

そんなある意味「日本かぶれ」なゲーム。なんとなく覗き見るのが怖くてw 触らずに居ましたが、卓が立つということでせっかくなので遊んでみました。

ゲームは、自分の手番になったら「攻撃」「ライフの回復」「エネルギーの獲得」「勝利点(1~3)」の目が刻まれた6個のダイスを振って出た目のアクションを実行するもの。ダイスは2回まで振りなおしが可能。

基本的にはこれだけ。非常に簡単。

最初に攻撃を選ぶと東京の舞台に上がることができ、東京の舞台に上がると東京以外に居る(東京のステージに上がっていない)他のプレイヤーのモンスター全てに攻撃をすることが可能で、逆に他のプレイヤーの手番で攻撃が選択されるとその攻撃を一手に受けることになります。
攻撃を受けると東京から撤退するか否かを選択でき、ここで入れ替えが発生。ただし、東京に残っていれば手番が来るごとに勝利点が貰えます。なかなか美味しい東京上陸ですが、東京に居る間はダイスによる回復が出来ないので、やせ我慢をしながら東京で暴れなければなりません。

最も早く勝利点を20点まで稼ぐか、自分以外のモンスターを全て倒すことが出来たら勝利となります。

今回は、吉原さん、進藤さん、オクイさん、網岡さん、サヤカさん、私の6人でプレイ。

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今回は拡張全部入りということで、「コスチューム」と「進化」の追加要素もあり。

まずは皆、自分強化に走ります。
「ライフ回復」のハートのダイス目を3つ揃えると進化が出来、自分を有利にするカードが獲得できます。まずはここから。全員進化を狙いますがなかなか上手く行かず。オクイさんだけは最初からダイスでの勝利点獲得を狙い頭1つ抜けた状況。

そんななか、東京の舞台に乗った吉原さんはあっという間に撃沈し、次いで舞台に上がったサヤカさんも、東京で粘るものの敢え無く敗退。2人脱落した状況でも、オクイさんは相変わらず積極的に上京せず。

オクイ「私、東京とかいいですわー 地方で頑張りますわー」

と、一瞬東京に来てもちょっと攻撃されたら速攻で田舎に帰る地方での活躍に命を賭けるモンスター。
2人脱落したあたりで満を持して東京に駆け上がり点数を稼ぐ私を尻目に、私以上に地方で稼ぎを見せるオクイさん。なんだこの地方ゲーw キング オブ チホウに改名した方が良いんじゃ?w

地方馬オクイさんは着実に勝利点を積み上げ、あと1点で勝つという状況まで来てしまい、一同諦めモードに入るも、オクイさんダイスの神様に見放され3ターン連続で1勝利点も得られずに勝利確定できない状況が続く。

私「これが地方競馬の限界ですね!?w」

すっかり地方限界説がまことしやかに囁かれるようになり、その間に私もあと3点で勝利というところまで勝利点を詰めましたが、4回目にしてオクイさんが勝利点を獲得して終了。

地方活躍でも勝てるという地方の星(希望)として語り継がれるプレイで勝ち抜けるのでした。


----所感
これは非常に分かりやすくて盛り上がりますね。

直接攻撃系なので人を選ぶかと思っていましたが、即死レベルの攻撃があるわけではないのでそんなこともなく、システムはかなり大雑把ですが、理不尽さを感じるまで大雑把でもなく、バカゲー1歩手前で留まってワイワイと楽しめるゲームになっています。 

ロジカルな思考は必要としないので、そういう意味では物足りなく感じる方も居るかもしれませんが、理屈抜きでお酒を飲みながら盛り上がるゲームだと思うので、あまり問題ではないかなと。いや、実にいいw

テーマ故に子供にも喜ばれそう。拡張を入れなければ子供でも簡単に出来る内容だと思うので、是非子供が遊んで盛り上がっている様を見てみたいです。

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)