▼カシュガル ★★★
(Kashgar)
版元:Kosmos
著者:Gerhard Hecht
メビウスさんの頒布会ゲームとして届いたカシュガル。
Kosmosなんで多分来るんじゃないか?でも言語依存あるから危ないかも?
なんて昨年時点では個人輸入を迷っていましたがめでたく頒布されました。
ゲームは至って簡単。ルールブックも簡潔で、半分以上カード能力の説明です。
プレイヤーはシルクロードでスパイスを運ぶキャラバンを作り、交易を行います。
族長を筆頭としたキャラバンは各プレイヤー3隊。
手番では、筆頭となるキャラクターカード3枚のうちいずれか1枚をプレイして、
カードに記載されているアクションを行います。
アクションを実行したキャラクターカードは隊列の一番後ろに下がり、筆頭が代わ
るため、使えるアクションが刻々と変わっていく感じです。
どの能力も使えない、もしくは使いたくない場合は名前に「!」が付いていない
キャラクターカードであれば、1枚選んで能力を使わずに隊列の最後尾へ回すことも
できます(パス)
これを繰り返し、いずれかのプレイヤーが25点に達したら、そのラウンドを全員が
行ってゲーム終了。最も得点の高いプレイヤーの勝利です。
今回はakiさんと2人でプレイ
オープンデッキビルドとでも言うのでしょうか?得点源は、キャラクターカードに記載された得点もしくは、「契約カード」という要はお仕事を達成する(達成条件はスパイスなどのリソース)ことなのですが、最初はキャラバンが貧弱なため、スパイスも少なければ、契約を達成する権利すらありません(契約達成は専門のキャラクターカードが必要)
キャラクターカードは「族長」を使うことでキャラバンに増員されていきますが、これまた悩ましいのは、あまり増員してしまうと、目当てのアクションを使うために手番を多く必要とする(1番上に使いたいカードが無いと使えないため)ので、適度に増やす必要もあり……
開始数手番目くらいまではカードが増える様が楽しいのですが、すぐに2人とも悩ましさに頭抱えモード。
使いたくないカードがあるキャラバンも人数増やさないと他で効率が落ちる……
でもキャラバンの人数分散させるためとは言え、カード使わずに(パス)手番終わらせるのも……
キャバンをどのように伸ばすかも悩ましく
各キャラバン同じようなアクション盛り込んで汎用性を高くするか?
それぞれ何かに特化していくか?
カードの引き運もあるので理想通りに作るのは若干難しいのですが、戦略は必要になります。
小さな契約をコツコツと達成して得点している私に対して大きめの契約をいくつか達成して点数を稼ぐakiさん。気づいてみればakiさんが早々に20点まで伸ばしていて残り5点。
ヤバイヤバイと焦りつつ、ダッシュで得点をかき集めて猛烈に追いついた私は先に25点に到達し、数量条件満了。
このときakiさん24点でラスト手番。
akiさんは「農夫(契約カードを山から2枚引いて"小麦畑"のカードがあればその契約を達成し獲得できる)」を実行し、見事「小麦畑(1勝利点)」をゲット。
うわー!引き分けか!
なんて思っていたのも束の間
aki「農夫って小麦畑1枚につき+1点貰えるよ」
私「なんだってー!!」
確かに。農夫の持ち点は小麦畑の枚数分。なにこれ強いw
ということで、最後に1点まくられる形となり敗北するのでした。この手のゲームでakiさんに負けるとは。ぐぬぬ。
----所感
非常に軽いです。手番も1アクションのみなのでサクサク。本当にあっという間に終わります。
勝利点を得るために準備しすぎると何も出来ずに終わってしまうので、準備そこそこに仕掛けることになりますが、この仕掛けるタイミングが難しく、どうしても用意周到に立ち回りたくなる私は非常に不向きだなと。
カードの能力が解っていない序盤は手探りですが、能力を理解しはじめるとかなり戦略が生まれ、やりたいことも多くなり楽しくなってきます。
前述したようにカードの引き運もあるので、展開的に理不尽な面は多少ありますが、なにぶんゲームが短いのでそこまで気にならず。むしろ淡泊すぎて合わない方が居るかも知れません。
個人的な感想としては「可もなく不可もなく」といったところですが、akiさんから
aki「ドイツゲーム初心者に触れてもらうには、考えることもあるし軽いしいいんじゃない?」
という意見が出るくらい、人には勧めやすそうなゲームです。ゲーム会向き?
是非2ゲーム続けて遊んでみて欲しいゲームです。私はゲーム的には苦手ですが、楽しいのでいつでもお相手します!
そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。