どうでもいい は なし

「調布のあな」のかんちょーこと、川口正志(本名プレイ)がお送りする
「どうでもいい話」or「どうでもいいは無し」
そんな毎日

2014年04月

エキサイトしすぎてチンベル鳴らず【魚河岸物語】

▼魚河岸物語 ★★★★
(Fangfrisch)
版元: Queen Games
著者: Andreas Pelikan
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目ヂカラのあるオヤジが両手に魚を携えてドヤ顔しているパッケージが特徴的な「魚河岸物語」
「競りゲーム」ということで苦手ジャンル故避けてきましたが、ルールを読むと簡単で面白そうだったので購入。
 
ゲームは確かに「競り」しかし、競りは競りでも10ユーロ(金単位)固定で、競り対象が時間とともに増えていく変則的なダッチオークションタイプの競りで、相場が非常にわかりやすい。

競る対象はもちろん「魚」(一部無脊髄動物)で、競り落とした魚は自分がオークショニアになった際に売却することができる。オークショニアは時計回りで持ち回り制。

魚は同種類のものをまとめて何匹(1枚のカードには1~3匹の魚が描かれている)売れるかで収益率が変動し、1匹だと1ユーロにしかならないが、6匹売ることで購入時と同じ10ユーロ、10匹(以上)がMAXとなり、売れれば30ユーロ獲得できる。

つまりは、6匹以上にまとめないと単純に利益が出ない。

ここで利益が得られないとオークショニアの際に貰える微々たる労働賃金しか収入が無いためジリ貧となる。
だからと言っていつまでも魚を持ち続けても良いことはない。他のプレイヤーが持っている魚と同種の魚を売却した場合に、1枚カードをゴミ箱に捨てなければならない。捨てたカードは描かれた匹数x1ユーロ、ゲーム終了時にマイナスとなる。 
さらに、魚は3種類しか保持することができないため、3種類を超えた場合もゴミ箱行きとなる。いつまでも魚を持ち続けても更に増えるとは限らず、競りで落とせる魚にも制限がかかってきてしまうため非常に悩ましい。

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競り対象となるカードには、他のプレイヤーからカードを奪う猫のカードや、ゴミ箱のカードを除外するカードなどもあり、これがまた競りを熱くする。

ゲームはカードの山札、最後の5枚中に終了カードが紛れており、めくられたらサドンデス終了となる。
最後まで魚を持ち続けてしまうと「売り逃し」として、通常の半額の価格で買い叩かれてしまうため、終わる前にすべて売却しておきたいところ。

 
はっきり言ってパーティーゲーム寄り。
他のプレイヤーの動向を多少考える必要があるくらいで、あまりガッツリと計算して戦略練って遊ぶようなゲームではないが、「競り」という敷居の高さを感じさせないシンプルなシステムと、枚数によって売価が上がっていくセットコレクション様式に射幸心が非常に心地よいレベルで煽られる「楽しさ」と「緊張」がうまく調和した優秀な作品となっている。

欠点は、プレイヤーがエキサイトしすぎて、チンベルを手で覆うようにガッツリ押してしまい、結果ベルが鳴らないということがしばしばあることくらい……かもしれない。

ボードゲーム初心者にも進められる非常によい作品です。


そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-) 


 

第40回 調布のあな ご参加いただきありがとうございました!

先週の4月19日(土)は、第40回となる「調布のあな」を開催しました。

第40回という節目っぽい回でもありましたが、なんとなく4という数字が縁起が悪いような気がして特に節目イベントは行わず。普通の例会です。普通が一番。

今回は最終的に72名の方にご参加いただきました。本当にいつもありがとうございます。

▼プレイゲーム傾向
以下のゲームが複数回遊ばれていました
  • ツォルキン
  • テラミスティカ
  • 宝石の煌き
  • 大家はつらいよ
「ツォルキン」は常に1卓立っており、2卓同時にプレイされていたりもしました。なんとなく、最近ブームが再燃していますよね。自分の中では1年半くらいディレイしているので不思議な感じです。

「テラミスティカ」は1プレイが長い故もありますが、途切れることなくプレイされていた印象があります。

最もプレイ回数が多かったゲームは「宝石の煌き」かもしれません。話題作と言うこともあり食いつきが良く、インストが簡単なため勧めやすかったことも一因ではないでしょうか。

「大家はつらいよ」も2回インストしました。こちらもシンプルなルールで、宝石の煌きとは全く違った「殴り合い」が楽しめる良いゲームです。


▼ゲームの持ち込み
今回は本当に持ち込みゲームが多かったです。しかも、あまり被ることなく種類も豊富でした。

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今回、自分では写真コレしか撮っていないという体たらく(汗) 
いやはや、あまりに持ち込みがたくさんだったものでついつい。

前回が少なめだったので、事前に持ち込みゲームの宣言を積極的に促したのですが、功を奏したのかもしれません。もちろん、お持込みいただかなくとも全く問題ございませんが、もしよろしければまた是非お持込みいただければ

私が助かります(搬入荷物的な意味で)

すいません。手前みそですいません。
本当にありがたいです。


▼参加者ステータス
  • 男性:62名
  • 女性:10名
  • 子供:4名(1名は乳幼児、参加者にはカウントせず) 
大体いつもどおりです。
お子様連れ、ご夫婦での参加、カップルでの参加など、参加者のステータスがバリエーションに飛んでいるのも「調布のあな」の特徴です。
  • 初参加:7名
  • 2回目:5名
初参加の方も7名いらしていただきました。早期に定員になってしまうため、なかなか初参加の方には厳しいかなと思っていましたが、思いのほかご参加いただけていて嬉しいやら、申し訳ないやら。
2回目を敢えて書いたのは、ここが本当の意味でのリピーターかなと。とりあえず2回来ていただけるのは嬉しいです。1回目で楽しんで貰えたことの証だと考えています。

▼告知まとめ
最近、閉会時にさまざまな告知をしてもらっています。
今回は特に告知が多かった印象。ゲームマーケットも控えているからかも知れません。

【レンさんより】
・ボードゲーム会 「杏談亭」 4月29日開催
http://twipla.jp/events/86350 

【ヨシミネさんより】
・ゲームマーケット出展 「あやのの小規模な生活」
http://gamemarket.jp/modules/weblog/index.php?user_id=765 

【おの@にせものですさんより】
・ボードゲーム会 「ジャサント」 4月20日開催
http://twipla.jp/events/85318(終了) 

【kentaさんより】
・卓ゲー部主催、ボードゲームコンベンション 4月29日開催
http://twipla.jp/events/87466
・「たまゲー!3 ~たまに聴くならこんなゲームミュージック~」  4月27日開催
https://www.facebook.com/tamagamemusic 

【まちこさんより】
・ボードゲーム会 「ミスボド」 5月2日、5月3日開催
http://mysboard.hatenablog.com/
http://mysboard.hatenablog.com/entry/mysboardgw_02
 
本当にゲーム会多くなったなと思いました。
3年前まではこんなにたくさんなかったなぁと。


▼次回の予告
次回の「調布のあな」は、今回と同じく「調布市教育会館」にて、5月24日(土)に行います。
お時間のある方は是非、お立ち寄りください。

【参加表明はこちらから】
http://twipla.jp/events/90028

また、5月17日(土)には、カルカソンヌ日本選手権予選と、ボードゲーム交換会の2部構成で同じく教育会館を押さえましたので、こちらも是非。

カルカソンヌ日本選手権予選は残り4名様、交換会は特に定員を設けておりませんので沢山のご参加お待ちしています! 

【カルカソンヌ日本選手権予選】 
http://twipla.jp/events/87792

【ボードゲーム交換会】
http://twipla.jp/events/87785 


何度も言うようですが、毎回たくさんの方にお越しいただき本当にありがとうございます。
また、定員に漏れてしまったかたもおられましたので、本当に申し訳ございません。

末永く続けて行きたいと思いますので、是非、今後ともチャンスをみつけてご参加いただければ嬉しいです。
よろしくお願いします。

そんな感じで、今回も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)






 

「調布のあな」これまでの外内部レポまとめてみた

お蔭さまで3年ほど続けております「調布のあな」
gurahamu02

参加いただいた方がBlogやTwitterでレポ、あるいは遊んだケームなどを報告していただき、非常に嬉しく思っています。

自分自身、あまり調布ではゲームをしないこともあって、レポはザックリになっているのですが、参加していただいた方の中にはマメにレポをしていただいている方も見受けられましたので、今回は検索できる限りでレポを集めてみました。


「いやいや、オレも書いてるから!」
「もっとこんなBlogでも紹介されていましたよ」

なんてモノがございましたら、ご報告いただければ幸いです。


▼調布のあな 番外編(週刊プレイボーイ関連)
▼第39回
▼第38回
▼第37回
▼第35回
▼第34回
▼第33回
▼第32回
▼第31回
▼第30回
▼第29回
▼第28回
▼第27回
▼第26回
▼第25回
▼第16回
▼第15回
▼第14回
▼第13回
▼第11回
▼第10回
▼第09回
▼第08回
▼第07回
▼第06回
▼第05回
▼第04回
▼第03回
▼第02回
▼第01回

みなさん、本当にたくさんのレポありがとうございます。
また、是非、つぶやきでも結構ですので、感想をいただければ幸いです。

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)


長くて太くて黒いやつください【オリジン】

▼オリジン ★★★☆
(Origin)
版元:matagot
著者:Andrea Mainini
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先日の自宅会にて、シール張りから参加者全員の共同作業によってプレイが実現したオリジン。
その圧倒的な見た目から、すぐにやろうという結論に達したオリジン。

いままで「こけしゲーム」と言えば、伝家の宝刀「エルグランデ」でしたが、その株を10割増しで奪っていくゲームです(あくまで見た目が)

ゲームは非常にシンプルで、こけしを(ボード上に)入れるか、こけしをグングン動かすか、こけしの位置を交換(クロノスチェンジ)するかだけ。

こけしには「長さ」「太さ」「色」の要素があり、長いこけしは足(?)が速く、より遠くまで動き、太いこけしは強く、自分より細いこけしと位置を交換できます。
要は、長くて太いこけしが強いのですが、単純に強いこけしばかりを配置してしまうと、新たなこけしは配置されたこけしに隣接するように配置かつ、同等以上のスペックが求められるため逆に配置したい場所に配置できなくなる危険性も。

アクションを行った後、こけしの行動によって止まった地域のボーナスをもらい、目標を達成したり、海峡独占して点数を得たり、しながら勝利を目指します。

目標カードを見て誰かが「チケット トゥ ライドみたい」と言いましたがなるほど似てる。
ただ、どちらかと言うと、同じmatagotから発売されている「TAKENOKO」の方がプレイ感は近いかも知れません。コンポーネントも豪華ですしね。

1回目のプレイでは得点感覚が掴めず、しかも思いのほかアッサリゲーム終了。
得点感覚が掴めずに悔しいゲームは大抵リプレイ欲が湧くもので、全員一致で再戦。
まあ、私はどちらもボロボロでしたが、簡単ながら手番の行動が悩ましく、後々まで自他ともに手を考えながら進めるプレイ感は非常に私好み。楽しかったです。

とはいえ、考えどころは用意されているものの、なんとなく大雑把感も否めず。でもこれが逆にゲーム歴の浅いプレイヤーでも楽しめる要素になっている気もします。要はかなり広く楽しんでもらえそうなゲームだなと。

見た目もなかなか派手ですしね。
IMGP4032


次回、調布のあなに持ち込み確定かな~と思います。
是非遊んでやってください。

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)


 

爆破・解体・おことわり【大家はつらいよ】

▼大家はつらいよ ★★★
(Frieses Wucherer)
版元:2F-Spiele
著者:Friedemann Friese
IMGP4039

緑髪の悪魔フリーデマン=フリーゼの本領発揮といった作品。
原題を直訳すると「フリーゼは高利貸し」 

なぜ大家が辛くなったのかは不明。
どちらかと言うと、大変なのは住人だったりします。

手札のカードは裏向きに置けば家となり、表向きに使えばアクションカードや住人となるリバーシブル仕様。
使い方は、どこか「サンファン」を連想させ、家を建てるかアクションを使うかの実感のジレンマあり。

また、最終的にはお金を集めるゲームなので、家賃収入をそのままお金で貯めるか、手札購入に充てるかというジレンマも若干あり。

IMGP4035

しかし、そのどちらも若干であり、ゲーム自体は非常に大雑把かつ、「爆破」や「解体」「住人を生き埋めにする」など、ブラックユーモア満載なフリーゼ節。

戦略を緻密に練るタイプのゲームではなく、大人数でワイワイとお酒片手に盛り上がるバカゲー寄り作品と言えるが、前述した若干のジレンマがスパイスとして効いていて、ちゃんとゲームとして成立しており、流石フリーゼと言わしめる。

理不尽な展開を笑って許せる広い心と、勝ち負けについて、こだわりと諦めの境界線上に陣取れる強さを持ったプレイヤーなら非常に楽しめるでしょうし、そうじゃなくともそこそこ遊べる作品に仕上がっています。大雑把なのでそこそこ。

今回は5人プレイで、住人をコンスタントに引き当てた私の圧勝でした。
2回逮捕されましたが勝てました。世界が黒いです。

空いた時間にサクっと遊べてよいですが、カードのアクション効果が微妙にわかり辛いのがマイナスだなと思いました。
爆破のアクションで家が壊れない不思議とか。


そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)


 
調布のあな
次回の「調布のあな」は
8月15日(土)開催となります

詳細&参加表明はコチラ
↓↓↓
http://twipla.jp/events/154272
ただいま紹介期間中です



【調布のあなスケジュール】

・第55回:2015年 8月15日(土)

・第56回:2015年 9月 6日(日)

・第57回:2015年10月11日(日)

・第65回:2016年 4月 9日(土)

・第66回:2016年 5月14日(土)

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ギルティギア界のそらい館長であり、「調布のあな」のかんちょーです。今は監査のお仕事…でも人を楽しませる仕事にしか興味アリマセン!カピバラさんには超思い入れアリアリアリーデヴェルチ!最近すっかりボドゲ野郎、あとお酒があれば本望!知り合い及びorそらい館知っているという方はリプライ下さい~フォロー返します