どうでもいい は なし

「調布のあな」のかんちょーこと、川口正志(本名プレイ)がお送りする
「どうでもいい話」or「どうでもいいは無し」
そんな毎日

2014年10月

アクアスフィアのはなし【AquaSphere】

▼アクアスフィア ★★★★
 (AquaSphere)
版元:H@LL Games
著者:Stefan Feld
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エッセンで一番の目的(だった)と言っても過言ではないステファン・フェルト氏の新作「アクアスフィア」
フェルトは今年Aleaからも「ラ・イスラ」を発表しており、今年2つ目の作品です。
氏の作品は多要素、多コンポーネントの作品が多いため、年間に複数の作品を発表できる創造性は本当に素晴らしいと思います。

アクアスフィアはフェルトのゲームとしてはめずらしい(初の)ロボットや潜水艦、プログラミングといったSFチックな題材のゲームで、ワーカーとなるロボットにまず実行したいアクションを1手番費やしてプログラミングしてからアクションを実行する超変則的なワーカープレイスメントとなっています。
そういう意味では同氏の作品である「ルナ」に最もプレイ感が近いかもしれません。ルナとアクアスフィアは版元がH@LL Gamesという点も共通していますが…… H@LLではこの路線でいくのでしょうか?

さて、ゲームの内容としては、プレイヤーは研究者となって深海探索をし、知識をいかに集められるかを競います。勝利点=知識点という図式です。ゲームは4ラウンド。1ラウンドは全プレイヤーがパスをした時点で終わります。また、パスが早かったプレイヤーほど、次のラウンドで先手番になる仕組みです。

珍しくフェルトトラックはありません。

フィールドは大きく分けて「研究施設」「指令室」「研究室(プレイヤー固有)」と、プレイヤー固有ボードの4つに分かれていて、プレイヤーは手番に「プログラミング」もしくは「プログラムの実行」のどちらかを選択して行います。

プログラミングは「指令室」に配置された科学者を目的のアクションアイコンが置かれた場所に移動させることで完成します。アクションは6+1種類の計7種類あり、指令室にはアクションアイコンがツリー状に配置されます。

ルートを上手く選択しないと実行したいアクションアイコンに辿りつけないうえ、1手番に1スペースずつしか進めないため、目的のアクションのプログラムがすぐに出来るとは限りません。

ルート分岐は毎ラウンド変更となり、次のラウンドの分岐は見えている状態でゲームを行います。
故に、今のラウンドだけではなく、次のラウンドを見通した戦略を求められると言えるでしょう。

プログラミングが終れば、次の手番以降でプログラムした「アクション」を行うことができます。
研究施設内に点在するアクションスペースへ科学者を移動させ、プログラムスペース(プレイヤーボード)に配置されたロボットをアクションスペースのある区画へ派遣することでアクションを行うことが出来ますが、ロボットを派遣することでその区画は派遣したプレイヤーが「管理する区画」となり、メリットと場合によってはデメリットが発生します。

ただ闇雲にアクションを行えば良いと言うわけではなく、アクションは行う場所やタイミングも重要になっており、この辺りはフェルトっぽさが香るところです。

アクションを実行することで、ゲームを有利に運ぶことができる「開発カード」を得たり、侵入してきた深海ダコ(?)を撃退したり、研究室を拡大してリソースの所持上限を上げたり、潜水艦を製造して勝利点を得たり……と、さまざまな恩恵が得られます。

その中でも目新しいのは、クリスタルの存在で、このクリスタルもアクションで得ることができますが、クリスタルは所持しているだけで得点になるうえに、得点の上限解除をするために必要なマストアイテムとなっています。

アクアスフィアの得点ボードは12~13点ごとにマスが赤線で区切られており、これを超えるためにはクリスタルを消費するか、既にプログラムされているロボットをリソースへ戻す(要は1手番無駄にする)ことが必要となります。どちらか消費することができなければ、いくら得点行動を行っても点数は一向に入りません。
なかなか悩ましいシステムです。

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また、フェルトっぽさと言えば、前述した深海ダコ(?)「オクタポット」の存在で、退治すれば勝利点が得られますが、放置してしまうと、ラウンド終了後に放置されたオクタポットの居る区画を管理しているプレイヤーにマイナス点(ペナルティ)が発生します。

このような「ノルマとペナルティ」もフェルトの面影を感じます。

ゲーム終了時には研究室の完成度(と内容)や潜水艦の配置状況、などの得点が加算されて最も知識点が多かったプレイヤーの勝利となります。

要素は多く、フェルトの中でもアクション(特にプログラミングの流れ)はやや理解が難解な部類かと思いますが、ゲームを進めるうちにすんなりと理解できる「いつものフェルト」がそこにあります。

そして、フェルトの真骨頂、この「だんだん理解する過程」で生まれる
「あれはもっと上手くできた感」&「次はもっと上手くできる感」そこから更に上程の「リプレイ欲」がこれでもかと刺激される造りは流石の一言です。

見た目にも綺麗で、わくわくする本作、是非、プレイの機会があれば遊んでほしい作品です。


そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)





 

2年ぶりのエッセン行ってきます!

今年は2度目、2年ぶりとなるエッセンへ行ってまいります!

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台風もなんとか通過してくれたので、めでたくエッセンへ旅立てそうです♪
レポについては、ブログにも後日アップする予定ですが、Twitterで速報を伝えていければと思っていますので、興味のある方は是非チェックしてみてくださいませ。

https://twitter.com/Kancho1003

今回の予定は、トルコのアタデュルク空港でトランジットをして、15日の午前中にドイツのデュッセルドルフへ。
そこから直接ケルンへ向かい観光してからエッセン入りです。
帰路は18日の午前中にデュッセルドルフを立って、往路と同じくトルコ経由の20日の午前中に成田へ帰国します。 弾丸ツアー。

今年も日本人が多そうで楽しみです。
ヤポンも覗き甲斐があります。

いちおう、エッセンではこのあたりをチェックしようかな?
というリストをつくりました。

https://t.co/tWZ8tSXKbA

果たしていくつチェックできるのか?
そして買ったゲームをすぐ遊べるのか?
遊ぶ相手を確保できるのか?

Goldsieberのゲームはどこまで補完できるのか?
↑バカ

(※拡張、箱絵違い込みであと11個)


今年の旅は2回目ということもあって、前回より楽しむことに重点を置いて行ってきます。


帰りも台風が心配ですが、無事帰れますように。

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)


 

第46回 調布のあな ご参加ありがとうございました!

10月11日(土)は第46回となる「調布のあな」でした。
そろそろ50回目が見えてきました……

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 (写真提供:momiさん)

今回は、カメラも携帯も忘れてしまい、写真すら撮れず……
なんともふがいない主催でございますが、なんとか終えることができました。多謝。

台風が来るかも?というなか、今回も78名の方にご参加いただきました。

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(写真提供:マキさん)

今回もいつにも増してたくさんの持ち込みがございました。
レアゲーもちらほら。ブラックフリートやアビスといった新作もたくさん持ち込まれていました。

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(写真提供:わださん) 

パッと見、もっと遊ばれていた印象です。
ツォルキンが3となっていますが、同時に3卓立っていました。どこのツォルキン会かと(笑)

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(写真提供:カズマさん)

噂のツォルキン、どの卓も上級者のインストで遊ばれていました。

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(写真提供:ふくたろさん)

新作のブラックフリート。
特殊能力で殴り合うすごろくだとか。お値段とシール貼りのハードルがお高い一品です。

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(写真提供:あかまどうしさん)

新作(?)クニツィア氏の戦国時代も。
思ったより箱が小さくてびっくり。

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(写真提供:か~んさん)

そして、今回人気があったゲームはなんといってもこれ!
小さなプロペラを駒のように回して投げ入れるだけのゲームですが、これがなかなか上手くできないようで皆さん投げ入れるごとに一喜一憂して盛り上がっていました。
ちょっとこれ欲しい!

カメラを忘れた方が写真が充実するという不思議(笑)

今回は、ゲーム会の途中で「ほらぼど」のmomiさんより依頼があり、Webラジオの収録に参加させていただきました!これは貴重な体験。
なんでも、ゲーム会の主催者を集めて~とのことで、レンさんと、らすくさんも一緒に3人での参加。

終始、ゲスゲス言われていた気がしますが、いい事も言っていたような(?)気がします(?)

バッサリカットされていなければ(笑)

10月下旬に公開とのことなので、お楽しみに!

▼ほらボドさんのサイトはこちら
http://horabodo.seesaa.net/


ゲーム会の後は、恒例の食事会と、今回はわがままを言わせていただいて自宅会をやらせていただきました。
朝までコースのハズが、自分がまっ先にダウンしてしまい、気づいたら朝で皆さん解散という状況。
一応、トラヤヌス遊べたからいい……かな?(汗)

お付き合い頂きありがとうございました。

次回は、11月1日(土)となります。

参加募集も開始いたしましたので、お時間ございましたら是非♪
エッセンの新作も持っていけるかもしれません~

▼Twiplaからの参加表明はこちら
http://twipla.jp/events/114534

▼mixiからの参加表明はこちら
http://mixi.jp/view_event.pl?id=77142622

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)
 

▼Twitterでのつぶやき まとめ
 

第3回 Ustライブ配信「かくちょーのあな.inc」 配信

昨日は前回延期したため約2か月ぶりの配信となる「かくちょーのあな.inc」をやらせていただきました。

第3回目になります。
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ノープラン甚だしい、 いつも以上にゆるい進行に加え、今回は飛び入りのゲストとして、丁度遊びに来ていた「ツォルキン会」主催の「らすくさん」が画面に登場するハプニングも……

そして、誰もツッコんでくれない「ファミ通Tシャツ」……ただ恥ずかしいだけでしたw

もろもろ興味のある方は是非ご覧くださいませ


Broadcast live streaming video on Ustream


▼今回のテーマ(?)
  • フェルトいろいろ
  • ツォルキン会について
  • 最近遊んで楽しかったゲーム
  • ぐだぐだ

本当に突然ゲストとしてらすくさんをお迎えしたため、何の用意も無く「もやしもん」のニガーのぬいぐるみをマスク代わりに出演いただきました。

次回から準レギュラー?正レギュラー?として出演くださるそうです。
ありがたいことです。

なんの打合せもなく決まるのが「かくちょーのあな.inc」の恐ろしいところです(笑)

本当にグダグダなんですが、これで良いか悪いか全く判断できませんので、是非感想を聞かせていただければありがたいです。
お待ちしています。

次回は 11月2日(日) 20:00~ を予定しております。

エッセン後になりますので、エッセンの感想やゲームのレビュー、ゲームマーケットにも参加致しますので、出展情報などもお届けできるかなと。

是非是非、よろしくお願いします。


そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)

 


マカオのはなし【MACAO】

▼マカオ ★★★★☆
(MACAO)
版元:Alea
著者:Stefan Feld
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最近、今更ながらどっぷりフェルトにハマっていますが、そのきっかけとなった作品といっても過言ではない「マカオ」
暇さえあれば参加者を募って回しています。本当に今更なんですが。

盛りだくさんなチップやら資源コマやらタイルやらのコンポーネント、あらゆる行動が得点につながる仕組み、ダイスなどを使ったランダマイザー、特徴的なフェルトトラック(優位順トラック)、マイナスイベントと回避のためのノルマの設定などなど……この辺のフェルト作品における定番的なシステムをいくつか踏襲していれば、「ああ、これはフェルトだな」となるわけです。

もちろん、この「マカオ」はすべての要素を踏襲しています。とてもフェルトらしい作品です。

ゲームはいたってシンプルで、得た資源を使って人物や建物といったカードをアクティベートしたり、マカオの街に配置された交易品を得たり、その交易品を世界の各国へ船で納めに行ったりするだけです。

ただし、「資源の得かた」にフェルトらしいダイスを使ったランダム要素があり独特なプレイ感が出ています。

資源は、初手番のプレイヤーが異なる色の6つのダイスを振り、各プレイヤーは6つのダイスの出目から好きな色のダイスの目を2つ選択。選択したダイスの色と同色の資源コマを、ダイスの目の数だけ得ます。

しかし、得た資源は各プレイヤーに渡される「羅針盤」の脇に置かれ、多く獲得した資源ほどすぐには使えません。資源が使えるのは、資源を得た個数n-1ラウンド後になります。

まあ、とはいえ待てば沢山使えるので、より多くの資源を常に抱えれば良いようにも考えられますが、アクションを行う際にそのラウンドで使える資源を1つも持っていないとペナルティとして3点減算されてしまいます。
また、各プレイヤーは人物or建物カード(もしくは役職カード)を5枚までしか持てず、このカードが毎ラウンド1枚ずつ増えていくうえに、初期リソースとして1枚持った状態からスタートします。

カードは資源を消費してアクティベートすることで所持枠から外れ、助っ人となってくれますが、アクティベート出来ずに所持枠のカードが5枚を超えてしまうと1枚捨てなければならず、1枚捨てるごとに-3点です。
ゲーム終了時にアクティベートできなかったカードも同様に、1枚につき-3点となります。

これらノルマがあるため、どのラウンドでも資源が使えるように、カードを常にアクティベートできるように……計画的にまんべんなく資源を得ることが必要となります。

とはいえ、そこはダイス運も絡んでくるわけで、ダイスを振るプレイヤーは責任重大!

「ダイス目やばい!超イイ!今だけかんちょー愛してる!」
「え?なんで○○の目が出てないの?!かんちょーもってなさすぎじゃないの?」
「これじゃみんなペナルティ食らっちゃう!かんちょー使えない!!」

ダイスロールが終わると各プレイヤー一喜一憂
みなが望むダイス目を出せないと、時には心無い罵声が浴びせられるのです。
しかしそれもまた楽しく。

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人物・建物カードはアクティベートすると何かしらの特典があります。
非常に強いものから、空気に満ち溢れているものまでありますが、総じて強いカードは達成するための資源が集めにくく、空気感漂うカードは比較的簡単にアクティベートできます。
特典が付いてくるという面より、このカードが達成すべきノルマであると考えれば、カードを1枚アクティベートする行為は最低でも3点行動であるため、とりあえずどんなカードでもアクティベートしなければなりません。
 
カードはラウンドの開始時にドラフトしますが、ドラフトの順番は恒例のフェルトトラック順。
ここでフェルトトラックが生きてきます。少なくともゲーム序盤は、フェルトトラックを上げてカードドラフトの選択順を上位につけていないと、非常にアクティベートが難しいカードを押し付けられてしまい、ペナルティを受けやすくなります。 

さすが、フェルトトラックの使い方がいやらしい……

また、交易品を得る順番や、得た交易品を収める順番も早い者勝ちであるため、フェルトトラックの上位に鎮座し早い手番を獲得するメリットは大きいです。
ただ、フェルトトラックを伸ばす行為自体は点数を生まないため、たった1個の資源が非常に重要なウェイトを持つこのゲームに於いて、資源を割いてでもトラック上位をキープするべきか?というジレンマも存在し非常にこの辺も秀逸です。

ゲームは12ラウンドで終了します。プレイしていると「たった12ラウンド」という感じです。
この「足りなさ」もちょうど良く、本当に褒めちぎりまくりですが「フェルトらしさ」を上手く昇華している作品だと感じました。

このゲームの秀逸なところは、前半の苦しい展開から、後半資源が潤沢に得られるようになってくると一気に出来ることが増えて「今まで苦しかった部分」が、すべてのパーツが揃ったとばかりに次々と解決していく様と、そこから得られる充足感が本当に気持ちいい点です。

新進気鋭の作家として、特にフリークに人気の出てきているフェルト作品の中でも、プレイ感はシンプルでかなり面白い作品かと思いますが、恐らく、カードに言語依存があることが理由かと思いますが、あまり評判にならないまま、現在は絶版となり入手が難しくなってしまいました。
非常に残念です。

プレイする機会があれば、是非遊んでやってください。


そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)


 
調布のあな
次回の「調布のあな」は
8月15日(土)開催となります

詳細&参加表明はコチラ
↓↓↓
http://twipla.jp/events/154272
ただいま紹介期間中です



【調布のあなスケジュール】

・第55回:2015年 8月15日(土)

・第56回:2015年 9月 6日(日)

・第57回:2015年10月11日(日)

・第65回:2016年 4月 9日(土)

・第66回:2016年 5月14日(土)

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ギルティギア界のそらい館長であり、「調布のあな」のかんちょーです。今は監査のお仕事…でも人を楽しませる仕事にしか興味アリマセン!カピバラさんには超思い入れアリアリアリーデヴェルチ!最近すっかりボドゲ野郎、あとお酒があれば本望!知り合い及びorそらい館知っているという方はリプライ下さい~フォロー返します