どうでもいい は なし

「調布のあな」のかんちょーこと、川口正志(本名プレイ)がお送りする
「どうでもいい話」or「どうでもいいは無し」
そんな毎日

2015年05月

マルコポーロの足あとをプレイするまえに

そろそろ国内流通し始めた「マルコポーロの足あと」
いきなりぶっつけ本番もよいですが、ちょっとした予備知識でゲームが面白くなると思うので、その辺りをつらつらと書いてみようかな?と思います。

ただ、実際にルールを知らないと「なんのこっちゃ?」という感じかとも思いますので、2回目のプレイの指針でもいいかもしれません。

興味のある方は、お付き合いいただければ幸いです。(お暇つぶし程度に)

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【いきなり上級ルールで遊ぶ】

ルール量もそれなりにあるゲームなので、まずは基本ルールで......と考えるかもしれませんが、このゲームは是非、上級ルールで最初から遊んでみて欲しいです。

上級ルールと言っても、ゲームの根幹が変わるわけではなく、初期セットアップのルールが3つ変更されるだけです。
  1. 小都市に置かれる収入タイルをランダムに置く
    →基本ルールでは置く場所が指定されています

  2. キャラクターをプレイヤー人数+1枚ランダムに引き、最後手番のプレイヤーから獲得する
    →基本ルールでは、手番により使うキャラクターが指定されています

  3. 目的地カードを4枚配り、内2枚を選んで2枚を捨て札とします
    →基本ルールでは、2枚配るだけです(選択なし)
このセットアップルールの変更で、初期セットアップからより戦略的なゲームが展開されます。


【旅の目的を知る】

このゲームはフレーバーテキストから「旅をするゲーム」という印象を受けますが、旅(移動)をすれば勝てるゲームかと言えばそういうわけではありません。ただ、旅にはさまざまなメリットがあることは確かです。そのメリットと、メリットに割くリソース、もしくはアクション(手番)を天秤にかけて、移動を敢えてしないという選択も時には必要です。

では、旅をすることのメリットはどのようなことがあるのでしょうか?
メリットは以下の5つが挙げられます。
  1. 収入を増やす
    →小都市に商館を建てられれば定期収入が得られるようになります

    恐らくこれがどのようなプレイであっても共通のメリットで、リソースを得る手段が少ない本作にとって、この定期収入は非常に有用かつ重要な要素です。小都市の収入タイルの配置によって戦略が変わってきます。

  2. アクションの幅を広げる
    →大都市に商館を建てられれば、都市のアクションが使えるようになります

    この都市アクションは1ラウンド1回しか発動できないため早い者勝ち。
    アクションの内容によっては一部キャラクターにかなりの恩恵をもたらします。ただ、使用する都市アクションカードはランダムに決められるので、全く機能しない都市アクションばかりになることも......

  3. 目的地の達成
    →目的地を達成することで勝利点を得ます

    3箇所あるいは4箇所ある目的地を達成する(目的地に商館を建てる)ことで、ゲーム終了時に20点前後の点数を得ることができます。ただ、時には諦めることも大切で、目的地1箇所のロスは大体10点前後、カード丸々1枚放棄してもそこから更に3点減るだけなので、移動を何度も費やして目的を達成するより、契約書の達成などで得点した方が効率が良いことも多々あります。この辺の見極めは重要です。

  4. 商館建設ボーナスの達成
    →商館を8個建設で5点、9個建設で更に10点獲得できます

    これは罠です。
    このゲーム、システム上1ラウンドに2回以上移動することが難しい(商館を1ラウンドで2個以上置くのが難しい)ので、全5ラウンドで8個ないし9個の商館を置くのは結構な至難の業です。一部移動が有利なキャラは達成しやすいですが、そういった優遇キャラを持っていない場合は素直に諦めた方が良いでしょう。

  5. 北京到達ボーナスの達成
    →北京に到達することでゲーム終了時に得点があります

    北京到達ボーナスは10→7→3→1と、到達する順番によって目減りしてしまうので、可能であれば10点、もしくは7点くらいは目指し、3位以下であればバッサリ切ることも大切です。
漫然と「移動しなきゃ」「商館建てなきゃ」「目的達成しなきゃ」となってしまうかもしれませんが、「その移動は本当に最多得点行動なのか」「効率的なのか」ということを考えつつ商館を建てる必要があります。......旅(移動アクション)は有限なのです。


【キャラクター選択】

キャラクター選択は上級ルールを用いて、各自選ぶ方式を採って欲しいと前述しました。
ではどのキャラクターを選べばよいのか。少し触れておこうと思います。

あ、キャラの名前は適当です(笑)

ぶっちゃけ、プレイ前でしたら、「ああ、このキャラ強いんだな」程度に流し読んでください(笑)

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実はキャラクターには強さがあると思っていて、ザックリとではありますが、私が考える強さをランク付けしてみました。あくまで私の現時点での所感なので、後々変わっていくかもしれません。
上の画像で上段4枚がAランク、真ん中1枚がBランク、下段3枚がCランクです。

<Aランク>

001黒商館マン
→都市に止まらなくても商館を建てることができ、恩恵を受けられる
→黒い商館を2つ持ち、計11個商館を建てられれば更に+10点

MOSCOWから始まる上段ルートに目的がある場合には、最後手番から(オアシス→MOSCOW→ANXI)の3歩移動で商館を2つ建てに行くパターンが強いです。ANXIの収入タイルが強ければ更に狙う価値あり。他にも、スタート地点に近い大都市にお金補助のアクションがあればかなり有利になります。歩くだけで商館が建てられるということは、収入面でもアクション面でもメリットが大きく、「とりあえず選ぶ」で戦えるキャラになっています。


002白ダイスマン
→ラウンド収入として白いダイスを1個得られる
→ラウンド収入として契約書タイルを1枚得られる

ワーカープレイスメントでワーカーが多いというのはそれだけで高いアドバンテージ!
また、ダイスの色が「白」というのがミソで、同じアクションを2回出来る可能性も。定期収入として契約書も貰えるので、移動はオマケ程度(初手番を取りにいく手段&リソース収入を増やす)にとどめ、契約書達成を主軸に組み立てると強いキャラです。盤面を確認して「ORMUZ」か「ANXI」辺りにリソースもしくは「?」の収入タイルがあればかなり有利に立ち回れるキャラ。もしくは「ALEXANDRIA」「MOSCOW」「SAMARCANDA」辺りにリソース補助のアクションがあれば、そちらも非常に有益かと思います。


003後乗せサクサクマン
→アクションを実行する際に、同アクション2番目以降のコストを払わなくて良い

皇帝の恩寵以外のアクションについて、手番順に心を砕く必要が無く、これによる金銭的メリットも絶大。
ダイス目に左右されますが、大きな目が出れば出るほど強くなります。盤面の形に関わらず強さを発揮するキャラクターで、Aランクの中でも初心者向けかもしれませんが、どこで点を採っていくかの方針はキャラ能力から搾れないので自分で考える必要があります。この辺りで上級者でも面白いキャラとも言えます。


004ドッペルマン
→2つの旅人コマを利用して旅をすることができる(移動アクションを分割)
→ラウンド収入としてラクダを1個得られる

得点力が黒商館マンより弱い(黒商館ボーナスが無い)ので下位互換感は否めませんが、上手く目的地ルートを2本+α程度に収め分割して進められれば、アクションや収入面では引けを取らないかと。むしろ、スタート地点近くに強いアクションや収入が集中していた場合は、2分割して獲得しに行けるため、序盤のアドバンテージは非常に大きくなるかと。ただ、そこは都市アクションカードや収入タイルの引き運なので、やはり黒商館マンの方が安定度は高いかな。


<Bランク>

005ワープマン
→オアシスから任意のオアシスまで1歩でワープできる
→ラウンド収入として3金得られる

一見強い。いや、もちろん弱くは無いのですが...... 
ただ、よくよく考えてみると、オアシスワープするためには、移動が1歩分余計に求められ、結果、移動は常に「3」ないしは「4」まで必要となるため、金銭的コストは割高。故に1歩分の補填として定期収入の3金があるのだと思いますが、3歩移動は金銭的効率が悪く、3金では微妙に損であるため、移動の効率をメリットで相殺することを考えると、かなり計画的な移動が求められます。
また、大都市は良いですが小都市に行きたい場合は、「XIAN」以外ラクダが必要となり、脱出コストも考えるとバカにならなず、なかなか難しいキャラです。
逆に言えば「XIAN」に「?」の収入タイルが配置された場合、序盤で積極的に狙いに行けるのでこのキャラは非常に輝きます。また、北京到達もしやすいので、この辺りを軸に達成ボーナスと収入による契約ボーナスをバランスよく狙っていくキャラとなります。


<Cランク>

006パラサイトマン
→他のプレイヤーが市場アクションを実行した際に、該当するリソースを得る

このキャラが居ると明らかに市場のアクションが絞られてしまうため、キャラクター能力は牽制としてしか機能せず、あまりメリットが無い......という状況に陥りやすいです。
基本スタイルは、得られたリソースで契約を達成していきたいところですが、そこまで盛大にリソースが得られるわけでもなく、中途半端間は否めず。
自ら「皇帝の恩寵」のアクションを絞って市場へ誘導する手もありますが、自分自身、市場を使ったほうがリソースが多く得られるので皇帝の恩寵にそこまでアクションを割けないというジレンマも。
能動的なアクションは無いので、初心者向けかな。 


007北京マン
→北京スタート
→北京到達ボーナス(10点)をスタート時に所持

辛いです。
最初に得られる10点のアドバンテージを守りきれるかだけかなと。
メリットがあるとすれば、大都市の一番乗りボーナスが取り易いくらい。一応、SUMATRAの都市アクションカードが魅力的なら狙う価値はあります。あとは、「XIAN→オアシス→KARACHI」のルートが追加コストの無い凪コースなので、「XIAN」と「KARACHI」に強い都市アクションや収入タイルがあった場合には序盤のアドバンテージを広げられるかもしれません。タイルとアクション次第ですが、そういう意味ではバチっとハマった際には非常に面白いかもしれないキャラ。


IMGP5023ダイス振らないマン
→ダイスを振らず、任意の目を使用できる

一見これも強いのですが、なにせこれだけでは得点に繋がらず、能力によるアドバンテージも他のプレイヤーのダイス目に左右される「相対アドバンテージ」なため、強さが安定しないという面アリ。
初心者向けではありますが、ダイスを振る楽しさはなくなるので、勧めてよいものかも難しいところ。スタート地点付近の大都市の都市アクションカードの能力次第では光るキャラクターになり得ますが、これまた引き運なので、安定はせず。
皇帝の恩寵に常に6を置く嫌がらせで場をかき回すことが、非常にやらしい彼の能力の使い方かも。


基本的に、移動系の能力を持つキャラは、目的地達成と北京ボーナスを狙っていき、それ以外のキャラは契約書メインもしくは、目的地と契約書をバランスよく達成することで得点する形になります。


【強い都市アクションカードをチェック】 

都市アクションカードは毎回ランダムで盤面に配置されていきます。この都市カードの能力は結構軽視されがち。枚数が大都市の配置数以上にあるので、カードの配置自体にも当たり外れがありますので、「当たり」のカードをいくつか覚えておくことで、戦略を考えるとより面白くなるかと思います。


<お金補填系>
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資源をお金に変換していくものが強く、単純に金額が大きいものが強いです。
ダイスの目罰x2金のアクションは得られる金額こそ少ないですが、リソースを必要としない=アクション数の削減になるため強いです。


<移動系>

IMGP5016IMGP5017
 

移動の回数はかなり限られるため、ダイス1個+リソースで追加の移動を得られるのは非常に強いです。
特にラクダで移動できるアクションは、狙い易く重宝します。

他にもラクダとリソースの交換など強いものがあるので、ゲーム開始時には必ず全ての大都市のアクションカードに目を通すクセをつけると良いかもしれません。


なんとなく思いつく部分だけザックリと。プレイ開始前の予備知識でした。

こんな予備知識が無くても楽しく遊べますので、どうぞ、気負うことなく週末は「マルコポーロの足あとライフ」をお過ごしくださいませ。


そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)





 

バロニィのはなし【Barony】

▼バロニィ ★★★
(Barony)
版元:Matagot
著者:Marc André
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宝石の煌きを世に輩出したマーク・アンドレ氏による最新作ということで発売前から話題となっている本作。ルール量もたったの4ページという軽さで、到着後早速遊んでみました。 

コンポーネントの美しさに反して、ゲームは硬派な陣取りゲーム。
初期セットアップでは、各プレイヤー任意の場所3箇所に都市と騎士2個を配置してゲーム開始。
手番で出来ることは以下の6つ

  1. 都市を1つ指定して都市に騎士を補充
  2. 騎士を1へクス移動(2個まで)
  3. 騎士を村や要塞に変換(実質個数制限なし)して、土地を占領し資源点チップを得る
  4. 村1つを都市に変換して10勝利点を得る
  5. 騎士を1個ゲームから除外したうえで、ゲームボードの外壁の任意のへクスに騎士を1個配置
  6. 15資源点を支払って爵位を上げる(15勝利点を得る)
できることはこれだけです。
細かい制約がもう少しありますが、出来ることはこれだけ。
いずれかのプレイヤーが最高爵位(公爵)まで到達したら、そのラウンドで終了となります。

基本なにをやっていくかと言うと、騎士を移動させて、移動した騎士を村や要塞に変換し資源点チップを得たうえで、チップに書かれた資源点で爵位を取得したり、資源点チップには勝利点も書かれているので資源点チップ自体を集めたり、都市を建設して勝利点を得たり......とそんな感じです。

また、他のプレイヤーの村を騎士2個派遣することで潰して資源点チップを奪うことなどもできますが、あらかじめ、自分のコマ(騎士あるいは村)が2個へクスに配置されていれば攻撃されませんし、都市や要塞など侵入不可なへクスも出来るので、プレイした感想としては、この攻撃的アクションを成功させないようにいかに防御するか、あるいは攻撃されても影響の無いように資源点チップを管理していくかを考えるゲームになっています。
ゆえに、攻撃がそれほど起きるわけではなく、バチバチになるという印象ではありませんでした。 

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巷で評判のこのゲーム。
個人的な感想を言わせて貰えば、ちょっと無機質すぎるかなと。

同作者の「宝石の煌き」も結構同じ感想なのですが、シンプルさを追求し、システムとしてもスリムでよく出来ているとは思うものの、楽しさが渋すぎる感があると感じます。
それでも「宝石の煌き」は、攻撃的アクションが存在しないため、初心者でもそれなりに勧められる作品ではありましたが、本作は経験値が無いと攻撃的アクションが容易に発生してしまったり、手詰まりになることも予想されるため、シンプルではあるものの出しどころが難しいです。

あとは、初期配置が本当に重要で、ここでかなり経験の差が出てしまいます。
この辺りもちょっと出しどころが難しい理由になりそうです。

ゲーマー向けか?と言われれば、そうだとは思いますが、何分、ゲーム性に華が無いため、今は盛り上がっていますが、飽きる......というか、相対的に別のゲームが選ばれて遊ばれなくなりそうな印象も受けました。
宝石の煌きが既にゲーマー間で率先して遊ばれていない(経験の浅い方のほうが遊んでいる)印象なので......
固定メンツで繰り返し遊ぶのに適したゲームといったところでしょうか。

ゲームはそれなりに面白いと思います。
ただ、ちょっと渋すぎてテンションが上がらないかな~という感じです。
人も選ぶと思います。それなりに重いゲーム、考えるゲームが遊ばれるメンツでも、「面白いとは思うんだけど......」という含みのある感想が多かったです。 


確実に人を選ぶので、購入前に遊んでみることを強くオススメします。


囲碁や将棋が好きな方にはバチっとはまりそう?


そんな感じで、 今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)


マルコポーロの足あとのはなし【Auf den Spuren von Marco Polo】

▼マルコポーロの足あと ★★★★☆
(Auf den Spuren von Marco Polo)
版元:Hans im Glück
著者:Simone Luciani & Daniele Tascini
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ツォルキンでおなじみ(?)のルチアーニ&タスチーニのコンビがハンスより華々しくリリースしたというだけでやらずには居られない作品。

正直、昨年のエッセンで発表したお二人の新作はゴニョゴニョ......って感じだったので、期待半分、不安半分といった気持ちでプレイに望みました

・・・・・・が!

そんな半々精製のバファリン仕様などどこ吹く風。結論から言えば、最高に面白いじゃないですか?!

ってことで、今日も「どうでもいい話」でした

ではでは :-) 



というのは、あまりにも味気ないので、久しぶりの作品紹介エントリをもうちょっと楽しもうと思います。
もうちょっとだけお付き合いくださいませ。


ゲームはダイスを使った変則的なワーカープレイスメント。

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各プレイヤーにはダイスが5つ配られ、ラウンドの始めにまずそのダイスを振り、手番になったら手持ちのダイスを1~3個使って次のアクションから1つ選んで行います。
  • 資源を得る
  • 資源とラクダを得る
  • お金を得る
  • 交易路を進む
  • 契約書タイルを獲得する
フェルトのブルゴーニュのように、ダイス目によってアクションが決まっているのではなく、アクションはどのダイス目でも実行できるものの、大抵は同じアクションなら目が大きいほど高い効果が得られます。

これだけ書くと「なんだ、大きいダイス目が出たほうがいいなら運要素満載じゃない!」と思われるかも知れませんが、ここがちゃんと考えられていて、大抵のアクションは1人のプレイヤーが実行してしまうと、以降同じアクションを実行するプレイヤーは使うダイスの目の数だけお金を払わなければなりません。

交易路を進むためにも莫大なお金が必要で、常に金銭的にカツカツなこのゲームにとって、この「2番目以降のアクションコスト」はバカにならず、特に「効果的にダイス目は3あれば足りるのに6しかない」なんて場面もあって、大きなダイス目が裏目になることも結構あり・・・・・・システムに唸ります。

また、「ラクダ」のリソースを消費することで、ダイスの振りなおしが出来たり、ダイス目を操作する救済措置も用意されているので、単純な「運」で決まるゲームというわけでもありません。

アクションが多く用意されているように見えますが、ゲーム自体は結構シンプルで、結局目的としては、「交易路を進んで街に商館を建てていく」か、「リソースを獲得して契約を達成していく」だけ。
得点要素もさほど多くないので、この決まった目的の中でどれだけ点数を稼げるかに掛かっていますが、ゲームはたった5ラウンドしかなく、本当にカツカツ感溢れるプレイ感です。

志半ばでゲームが終わります。リプレイ欲を刺激するコツを心得た長さです。

そして、なんと言ってもこのゲームのテンション↑ポイントは、全員が特殊能力を持つキャラクタータイルを1枚持った状態でゲームを開始するところ。ツォルキンの部族のようなタイルで、その能力がハンパない!

大体、どのキャラクターも「ルールを1つ無視した能力」を持っています。

分かりやすいところで行くと、「ダイスを一切振らず、好きなダイス目でプレイできる」なんてキャラも・・・・・・もう別ゲームです(笑)


ダイスをじゃらじゃらと振る楽しさ、
加えて、出たダイス目に一喜一憂できるダイスゲームならではの醍醐味、
得点効率を先の先まで手を読んで考えるユーロゲームの深み、
相手とアクションの競合が発生するか否かの読み合い、
カッツカツのリソースマネジメント、
などなど

面白さをパズルのように組み合わせて非常に上手くバランスも取られている秀作ではないでしょうか?

難点を言えば、まあ「物凄く目新しい!」という部分は無いかもしれません。
ディ・スタウファーもそうですが、目新しさが無い分、システムの美しさでカバーしていて、それがカバーの領域を超えているといった印象です。


しばらくは、ゲーム会で「とりあえず1回はプレイ」という感じになりそうです。
ツォルキンに比べて「フードデイ」のような縛りが無い分、精神的にはちょっと楽だったりもします(笑)

まだ流通はこれからかもしれませんが、見かけたら是非遊んでみて欲しい作品です。


そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)





 

今更ですが・・・第52回 調布のあな ありがとうございました!

おいおい!終わってから何日経っているんだよ?!
というツッコミは華麗にスルーしての「調布のあな」エントリです。

開催はゲームマーケットより前の5月2日(土)
実に10日後のご報告となります(汗)

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今回は、カルカソンヌ日本選手権予選も同時に行うことから、部屋を5部屋(和室は2部屋を1部屋に統合)確保し、階数もワンフロアではなく2フロアに別れて行うという荒業的な回となりました。

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 自分持ち込みもいつもよりちょっと多めの多目亭。
 GW初日ということもあり、辺に気合が入っています。

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カルカソンヌ日本選手権予選はワンフロア上の階で行いました。
参加者は16人。めでたく2名の決勝進出者を出すことが出来る人数に!
そして、決勝進出を決めたのは「やきにくぼんばーさん」と「根岸さん」の2名!
おめでとうございます!

写真撮らせてもらったのですが、モロ顔見せなので・・・こちらで(笑)



メビウスママさんも駆けつけてくださったのですが・・・写真撮るの忘れた!
写真を撮るクセをつけないとダメですね。

お越しいただき本当にありがとうございました。

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カルカソンヌでかなりの時間席をはずしましたが、特に問題も無く。
有志の方たちが手伝ってくれるお陰で最近は楽させてもらっています。本当にありがたし。

大会があったので多少水増しされておりますが、参加者もほぼ欠席なしの105名様!

調布の魅力は、この出席率の高さだと思います。
欠席の方も、ほぼ連絡いただけるので本当にありがたい。本当にありがたし。ありがたし。

2次会もたくさんの方にご参加いただきました。
ただ、サイゼリヤのパーテーションが若干高くなってしまったため、連帯感の無い席次になり残念。
なるべくたくさんの方と話したいのでふらふらするも、ただの不審者になりそうなので中々難しく(笑)
お話できなかった方、すいません。

そして、いつもありがとうございます!(何回でも言う)


さて、次回も場所は同じくして、日程は6月6日(土)開催となっております。
既に、募集は開始しており、現在65名様の参加表明をいただいております。

定員は72名様とさせていただいておりますので、ご希望の方はお早めに是非。

【参加表明はこちらから】 ※現在は既参加者様経由での表明を受け付ける期間となっています
http://twipla.jp/events/144901

また来月もよろしくおねがいします!

ではでは :-)


【みなさんのtwitterでの反応】

 

ゲームマーケット2015春 感想&ありがとうございました!


2015ゲームマーケット春、まずは当ブース「ぼくのたからもの」にお越しいただきありがとうございました!

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開始時の様子です。バックにこの倍くらいの数の在庫がまだあります(汗)
在庫が多くて周りのブースの方々には本当にご迷惑をおかけしました。
でも、暖かいお声を掛けていただけたり、買ってくださったり!していただいて本当に感謝です。

お陰さまで、今回も長い列ができていたようで(伝聞)、開始一時間でかなりの数のゲームが旅立って行きました。行列が出来ているのを見て、けがわさんがやってきて「なんだ、あんたのブースかw」と言って居たのが印象的です(笑)

消化率は70%くらい 集計したところ83%で、レジの記録を見る限り175人の方に256個のゲームをご購入いただきました。
今回も至らないことも多く、本当に来て頂いた方には感謝です。
本当にありがとうございました。

今回の傾向としては、基本的に目的買いなのは前回と変わりませんが、「安いものから無くなっていく」という印象でした。前回は目玉となる高いゲームから無くなっていたので間逆です。結果的に、日本では・・・・・・いえ、海外でも本当に入手が困難な(オークションにも出回らないような)レアなゲームが結構最後まで残っていました。
古い良作ゲームの認知度が下がっているのかもしれません。

また、ゲームを買う際に「レビューを見て判断する」という方が結構な数いらして、前回までも居たのかもしれませんが、居たとしても気づかないくらいは目立って居なかったため、恐らく多くなっていることは事実かと思います。
自分のブースのみならず、他の流通ゲームを扱っているブースでも同じように「ちょっとレビュー調べてみて」という会話を何度か聞いており、ウチのスタッフも同じことを言っていました。

絶版品については、レビューは大きな味方となってくれるので問題ないのですが(レジの際にちょっとお時間を要するのが混雑時に困る場合はあります)、同人の新作ゲームなどは、前評判が存在しないものが多いので、その指標が気になるところです。どちらにせよ、事前のレコメンドは今後更に重要になって来そうな気がします。

そんな感じで。

大体、開始一時間を過ぎたあたりで余裕が出てきたので、午後は会場を回ったり、ブースで知人と話したり。本当にたくさんの方に寄っていただきました。これまた感謝です。

何回かブラッと会場を見て回りましたが、会場は広くなったにもかかわらず、人も多くなっているようで、特に試遊卓の周辺は黒山の人だかり。
正直、試遊卓周辺のブースを見に行く気力が湧きませんでした。
前回は、試遊卓とブースの間隔がもうちょっとあったように思うのですが?気のせいでしょうか?(前々回がやはり狭くて、前回は改善されたように感じたため)
気のせいであれば、やはりそれだけ人が増えているのかも知れません。

あと、カタログを忘れた自分が悪いのは重々承知の上ではありますが、どこに何のブースがあるか感覚的にサッパリ。
壁沿いに企業ブース探すだけでも一苦労。そもそも企業じゃないブースも企業ブース地に配置されているので、初めて来た方はもっと分からないだろうなと。

あと、これも個人的な戯言ですが、ボザ氏のトークイベント会場がすごい隅っこの方で、追いやられてる感があって若干失礼なのでは?なんて印象も。何のセットも無く、ちょっとイベントスペースとしてはやっつけ感がありすぎました。


で、一応、ゲームマーケットを堪能すべく、自分も少しお買い物

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とうとう購入物は2個だけになってしまいました。
正確に言うと、akiさんにプレゼントした「日本庭園」があるので3個ですが、本当に少なくなったものです。

皆勤賞はテンデイズさんだけになってしまいました。
バネストさんでも、すごろくやさんでも買いたいものがありましたが、流石に自分のブースが落ち着いてから行っても間に合わず(涙)

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ブースに寄っていただいた、ふうかさんには、4/30に発売された書籍「ボードゲームって本当におもしろいの?」に無理くりサインしてもらいました(笑)
「ブックオフに売れなくなるけどいいの?」と何回も言われましたが、そんな予定も無いので無問題。

これは本当に、ゲーム会の主催者にこそ読んで欲しい本で、鉄板ゲームの固定概念を覆してくれます。逆に、ギークな方には既知の事実&自らの概念の破壊なので読んで心地よいものではないかも知れません。
ご利用は計画的に。


さて、ここからは愚痴っぽくなってしまうかもしれませんが、ちょっとだけ。

昨年もそうだったのですが、どうも「中古ゲームブース」について。
記事として事後のレポートにまとめられた際に取り上げられないことが気になっています。
あたかも、「中古なんてなかった」という感じで。

前回までの記事を確認する限り、4gamerさんの記事で2014秋および2015大阪については「中古」の文言すらなく、2014春まで遡るとバザーの様子が紹介され説明として中古に触れている程度。
今回で言うと昨日公開された公式のまとめ記事にTRPGやTCGなどのジャンルや昼食にまで触れているにも関わらず、中古はオークションに触れているくらいで、ブースには言及していません。

正直、中古・絶版ゲームや、ショップの新作ゲームを目的にゲームマーケットに飛び込んだ私からするとさびしい限りです。

特に、今回については中古ブースも若干増えており(その代わり輸入絶版品をメインに扱うブースは減りましたが)、バザーも掘り出し物で盛況だったようなので、なぜこれを無視されてしまうのだろう?という気持ちがあります。

取材の腕章をした方も、隣のブースは取材(?)していましたが、当ブースはスルーでした(笑)
まあ、他の中古ブースに取材していたのかもしれませんので、これは取るに足らないことかもしれません。

特にピックアップして欲しいということではなく、ゲームマーケットのブースの1つのジャンルとして、触れる程度のことはしても良いのでは?と思いました。「こういうのもありますよ」程度に。

前回はTGIWさんで少し触れて貰えていたので良かったのですが、今回は取材にいらっしゃっていないとのことでしたので。本当に何も触れられないんじゃなかろうか?と寂しい気持ちです。

はい、愚痴終了~


個人的にはブース出すのやめて、バザーの掘り出し物にダッシュしたい私なのです(笑)

でも、バザーはどうしても1点ものになってしまうので、そこで買えなかった方のためにも、少しお高くはなってしまいますが、なんとか探して輸入して、提供できたらなぁと思っている次第です。

提供価格については、お高くて申し訳ありませんが、仕入れに半年あるいはそれ以上かけて、返って来るか分からない貯金を切り崩し(笑)そこそこ頑張っていますので、きっとこの辺りは同人を頑張られている方と同じかなと。なので、ガン無視はちょっと悲しいです。

まあ、期待され過ぎてもプレッシャーになるので微妙なんですけどね!(ワガママ)

ほどほどに、触れる程度にお願いできれば......(超ワガママ)


そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)





 
調布のあな
次回の「調布のあな」は
8月15日(土)開催となります

詳細&参加表明はコチラ
↓↓↓
http://twipla.jp/events/154272
ただいま紹介期間中です



【調布のあなスケジュール】

・第55回:2015年 8月15日(土)

・第56回:2015年 9月 6日(日)

・第57回:2015年10月11日(日)

・第65回:2016年 4月 9日(土)

・第66回:2016年 5月14日(土)

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ギルティギア界のそらい館長であり、「調布のあな」のかんちょーです。今は監査のお仕事…でも人を楽しませる仕事にしか興味アリマセン!カピバラさんには超思い入れアリアリアリーデヴェルチ!最近すっかりボドゲ野郎、あとお酒があれば本望!知り合い及びorそらい館知っているという方はリプライ下さい~フォロー返します