▼ビッグ ディール ★★★★☆
(Big Deal)
版元:AMIGO
著者:Gal Zuckerman&Tzvika Harpaz&Roy Wagne
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以前からRaelさんが勧めていて、自分でも購入していましたがなんとなくプレイの機会を逸していた「ビッグ ディール」を、勧めてくれたRaelさんのインストのもと、プレイすることが出来ました。

……そんなインストも半分くらい寝てましたがw

株券とリソースを買い集めて会社を作って金儲けをするゲーム。
まず、11種類の「株券」と、「キャッシュカード」、「エンドカード」をよくシャッフルして山札にします。
「株券」は同じものを2枚以上集めると会社を作ることができ、毎ターン利益を得られます。
「キャッシュカード」は、指名したプレイヤーから、プレイヤーの持っている余剰リソース×150金を得るか、会社を買収する際に支払いを軽減することができます。
「エンドカード」は、山札から7枚引かれた時点でゲーム終了です。それ以外の効果は特にありません。 

最初に山札から5枚カードを取ってお金(手番により金額は異なる)を受け取ってゲームスタート。

手番が来たら、 まず山札からカードを1枚補充し、会社を持っているときは収入を得て、次の6つの行動を好きなだけ好きな順番で行います
  1. リソースの売買(これだけは1手番計3回まで)
  2. 株式の売買
  3. 会社の設立
  4. 会社の変革または閉鎖
  5. 会社の乗っ取り
  6. 「キャッシュカード」の使用
特徴的なのは、「好きなだけ(何回でも)」というところで、「アクション数」とかそういう概念がありません。
手元のリソースとお金と株券をこねくり回して利益が少しでも出る行動とその行動をどういう順番で行うかを考えます。 

これを繰り返し、前述したようにエンドカードが山札から7枚出たら即時ゲーム終了。
最も多くのお金を持っていたプレイヤーの勝利です。


今回は、Raelさん、わかともさん、いささん、akiさん、私の5人でプレイ


半分くらいインストを睡眠学習していた私は最初何をしてよいかよく分からずw
幸い、手番が4人目だったので他のプレイヤーの様子見ができるポジションでのスタート。

このゲーム至るところで儲けられるように出来ており、リソースもどんどん値上がりしていくため、早めに買って市場在庫が少なくなってきたら高値で売る……といったことだけでも少しずつですが利益がでます。
逆に言うと、あまり大きな利益は出ない仕組みになっていて、最も大きな利益は会社経営による収入です。

なので、収入以外のアクションには基本、どのくらい儲かっているのか微妙に解り辛く。

とりあえず、株券が足らないため、会社を建てられないのでリソースを買ってちょこちょことお金を稼いでいたところ、いささんが早速会社設立。

しかし、待ってましたとばかりRaelさんがその会社を買収し乗っ取りに成功。そして……

Raelさん
「キャッシュカードでいささんから現金奪って、会社安値で乗っ取って、自分の会社潰してリソース作って、いささんから買収した会社建て直して、建て直しボーナス貰って、会社すぐ売って、ボーナス貰って、手番の最初に潰した会社を立て直して……」

もう何やってるか解りませんw
アクションに制限がないため、こねくり回せます。こねくり回すビジョンを持って行動を決めないとダメですね。そしてこれがこのゲームで一番おもしろいところだなと。

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結局、いささん一度も収入を得ることなく会社譲渡。でも譲渡しても現金が入ってくるので単純にマイナスとはならず、アクワイアほどじゃありませんが買収されるのは短期的にプラス。長期的にみると、収入分マイナスですが。

また、会社については、ゲーム終了時に安値で売らなくてはならなくなるため、上手いタイミングで売ることも重要になってきます。まあ、流石にゲーム序盤でサッサと売る必要はありませんが、収入に目がくらんで保持していると大変なことに。

Raelさん曰く「マネージメントゲームは数あれど、リスクマネージメントをするところが珍しい」とのこと。
確かに。

乗っ取り劇を見ていたakiさんは、

aki「会社作るの怖い。どうせ乗っ取られる」

とビクビクしながらも、えらい収入の高い会社設立。言ってることとやってることが違うw
わかともさんは、収入控えめの小さな会社を作り、いささんは再度高収入の会社を設立するも、私が乗っ取りまたしても収入を得る前に会社譲渡。

いさ「わたし一回も社員にお給料払ってない……」

いささん涙目。 

このころにはかなり終盤に差し掛かっており、akiさんが会社を清算しはじめ、私も便乗。
しかし、売り抜けなければならないところを、美味しそうな話につられて再度会社設立などしてしまい、リソース売却を試みるも購入金額を大きく下回る結果に。しょうがないから売らずに最後まで保持。
akiさんも似たような展開になり、2人とも会社は清算したものの、中途半端にリソースを抱えて終了。

結果は上手く会社をこねくり回していたRaelさん 、2位はakiさんで、私は3位でした。
ここまでは僅か500金差くらいだったので(収入1回分くらい)やはりあまり差は付きませんでした。

収入を得られなかった いささんは4位で、あまり他のプレイヤーと係わりの無かった わかともさんは5位でした。恐らくこのゲーム、ネグレクトな展開が一番厳しいのではないかと。

それにしても、インスト寝てた割には頑張りましたw 

----所感

今までプレイしたゲームの中で随一の経済ゲーム。
株券や会社設立で収入を得て資金を増やしていくゲームは多々あれど、ここまで積極的に会社の買収を仕掛ける&仕掛けられることを戦略に考えるゲームは他に知りません。

このゲームでは会社を買収されることも意図的に誘導する必要があり、バブルが弾ける(会社を持っていると損をする)ゲーム終盤は勿論、ゲーム中盤での買収も双方のプレイヤーがwinwinになることが多く、なかなかよく出来たゲームです。

ただし、ちょっと気を抜いて現金を確保していないと、つけ込まれて大損することも。そういったシビアさもあるた」め、最後まで緊張感があります。
また、なんといっても、手番で行えるアクションの自由度が高いため、立ち回りの上手さが結果にモロに反映されるこのゲーム……ゆえに、「もっと上手く立ち回れたのに!」という反省から、再戦欲求が高いです。

既に絶版で手に入りにくいゲームですが、国内の評価はあまり高くないようでオークションに出ても比較的安価で手に入ります(海外から買い付けるほうが高いです)
見かけたら個人的にはマストバイです。ただし、初プレイは出来ればこのゲームを高く評価しているプレイヤーと遊んで欲しいと思います。手番で出来るアクションの汎用性を知ることで楽しくなるゲームなので、ある程度経験したプレイヤーとのゲームの方が楽しいかと。是非是非。


そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは :-)