国内ではかなり高騰していますが、日本の市場を離れ外国人とやりとりし、若干お安めに新品が手に入りそうなコンテナ(成立後に支払先を問い合わせてから連絡がまだないのが気になりますがw)

出来ればプレイしてから最終的な判断がしたいなぁ~と思っていたのですが、先日、ゲーム会「まんまる」にお邪魔した際に、HTPさんとラン子さんにお付き合いいただきプレイすることが出来ました。

▼コンテナ ★★★☆
(Container)
版元:Valley Games, Inc.
作者:Franz-Benno Delonge
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経済ゲームなので、お金を一番稼いだ人が勝ちです。
わかりやすい。

スタートプレイヤーを決め、時計まわりの順番でプレイヤーは下記の中から2つを選んで(商品の生産以外は複数回選んでも良い)アクションを実行します。

1.商品を生産をする
2.他のプレイヤーが生産した商品を買う
3.工場もしくは倉庫を建てる
4.航海する



生産は右隣のプレイヤーに1ドル支払って、工場の色に対応する商品を生産できます。
ただし、生産商品を持てる上限は工場の数×2個までです。

買い付けは、他のプレイヤーが作った商品を提示された料金を支払って、倉庫1棟につき1個まで港のスペースに陳列することができます。この時、自分で生産した商品は買い付けできません。

工場と倉庫の建築は、生産能力の向上や商品を多く確保しておくために必要。2棟目、3棟目と値段が上がっていくので、設備投資はかなり資金を圧迫します。

航海については、まず船の航行場所が「他のプレイヤーの港」「外海」「島」3か所あり、それぞれに移動するごとに1アクション消費します。移動する際、港から島、島から港、港から他の港への移動には必ず外海を通る必要があります。

航行によって他のプレイヤーの港へ寄港すると、そのプレイヤーが港に並べている商品を、提示された金額を払うことで船に載せることができます。ただし、自分の港へは寄港できないため、自分の港にある商品は船に載せることはできません。

島へ寄港すると競売が始まり、一斉入札で積み荷の競りが始まります。
寄港したプレイヤーは、他のプレイヤーが提示した金額で最も高い金額を採択して高い金額を提示したプレイヤーへ商品を売ってお金をプレイヤーから、更に同額のお金を銀行から受け取るか、もしくは商品を売らずに、提示された金額と同額で買い取るかを決めます。

この「島」に納められた荷物が最後に高得点となるため、得点を見越して商品を買い付けることが重要です。

ゲームは、商品の生産時に、5色ある商品のうち2色が枯れたら、枯らしたプレイヤーの手番が終り次第終了。
それぞれのプレイヤーに最初に配られるお題カード(どの色の商品が決算で何点になるか書かれているカード)に書かれている1個あたりの金額を参照し、島の自分のエリアに置かれた商品を換金します。

あと、このゲームには「借金」のシステムがあって、自分の手番であれば10ドル1口で借金ができます。
ただし、借金をすると、毎ターン手番が回ってきた際に、手番の最初に1口につき1ドル払わなければなりません。
結構な利息……

みんな初プレイということで、とりあえず倉庫2棟と工場1棟建てつつ、ラン子さんと自分は生産と買付を順調に数ターン行っていた折、HTPさんがいきなり借金をして3つ目の工場と続けて4つ目の倉庫購入。

え?もう借金?!

と驚く二人を尻目に自慢げなHTPさん。
あれ?確かこのゲームのインストで「借金は怖いからしちゃダメって学べるゲームです」って言っていたような??

そんな疑問もちらほらよぎりつつ、プレイを続けていると、なんともHTPさんの顔が渋い。
よくみたら、HTPさんが生産した商品が全く売れず、不良在庫化している……

当然、生産品が売れなければ収入もなく苦しい模様。
商品を買い付けて島に運んでも、最低落札価格しかつかずにこちらも苦い顔。

HTPさん「なんで1個4ドルで買った商品が2個で2ドルになっちゃうのよ!」

たぶん、自ら買い取れば美味しいのでしょうが、資金が欲しかったHTPさんは売却して日銭を稼ぐ毎日w
結局、最初の設備投資で作った借金が尾を引いて、最終的に40ドルの借金をしたHTPさんは、最後数ターン何もできない感じでした……なんという厳しいゲーム
※借金は一度に20ドルまでしかできないルールとのことです。これはプレイミスでした。

本人曰く「これはダメな工場長を再現してしまった」とのこと。確かに膨れ上がる借金をどうしようもできない感がそんな感じでしたw

このゲームの借金は恐ろしいですね。人数が少ないと余計に返すあてのない借金になってしまうので、序盤に抱えると無理ゲーになります。

結局、勝ったのは着実に商品を島に運んだラン子さん、11点差で自分が2位でした。


いや、これは楽しい。

まったく運の要素なし。設備投資すれば、場にあるお金の総数が減り、誰かが島で商品を売却しない限り増えることがないため、みんな売り惜しみしているとプレイヤー全体でお金がカツカツになり、そこでいかに借金せずに頑張るかというチキンレース的な様相も出てきたりw

ちょっと航海の処理が混乱しがちですが、アクション自体はシンプルで難しいことも無いので誰でも楽しく遊べると思います。

ただ、ちょっとプレイ時間は長いかな?
その点がネックかと。

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは