私は、やる前から苦手と分かっているジャンルが2つあります。

競りゲー

バッティングゲー

そんな私が最も苦手とするのがこの「魔法にかかったみたい」です。

▼魔法にかかったみたい ★★★
(Wie verhext!)
版元:Ravensburger(Alea)
著者:Andreas Pelikan
IMGP0961.jpg

ゲームは基本的に3色のマテリアルと12枚のアクションカードを使って、魔法の薬を作ることが目的です。

各プレイヤーは12枚のアクションカードを受け取り(内容は各プレイヤー同じ)5枚を選んで手札とします。
スタートプレイヤーは、手札から1枚アクションカードを場に出し、時計回りに次のプレイヤーへ手番を回します。
プレイヤーは手番が回ってきたときに、場に出されているアクションカードと同じアクションカードを持っていたら、必ずそのカードを場に出さなくてはなりません。

IMGP0958.jpg

スタートプレイヤー以外のプレイヤーはアクションカードを場に出す際、そのカードを実行する(アクション)か、前手番のプレイヤーのカードを支持するかを選択します。(スタートプレイヤーは必ず「アクション」になる)

アクションを選んだ場合、前手番にカードを出していた(アクションしていた)プレイヤーはアクションが行えなくなり、新たにアクション宣言をしたプレイヤーがカードに書かれた能力を実行する権利を得ます。

支持を選択した場合は、カードのアクションの権利は前手番のプレイヤーに残り、支持をしたプレイヤーは通常のアクションより悪い条件ではあるもののアクションを実行する権利を得て、即座に実行します。

つまり、アクションを選択するのは後の手番で同じカードを持っている人が居るかどうかのひとつの「ギャンブル」で、支持は手堅く権利を得られる代わりに条件の悪い行動です。

手札に場に出たカードと同じカードが無い場合はパスとなります。

アクションの権利を獲得したプレイヤーが次のスタートプレイヤーとなり、以降同じように繰り返し、全員の手札が無くなったら1ラウンド終了。再びカードを選んで次のラウンドを行います。

得点となる「魔法の薬」や「書棚」のカードにはカラスが描かれているものがあり、このカラスが描かれているカードが4枚獲得されたらそのラウンドでゲームは終了となります。

今回は5人プレイ。フルの5人でプレイしたのは初めてかも?

このゲームは変則的なバッティングゲームで、最初に選ぶ5枚のアクションカードが他人と被らなければアクションを無条件に発動できるのですが、それだと自分もアクションが通る分、相手のアクションも通ってしまうので適度に被せていかないと恐らくダメなゲーム。

被せるとなると、プレイ順が物凄く重要になってきて、もちろん後手番有利。一番使いたいアクション時になるべく後手番になるように、わざと支持にして手番順を調整する戦術が出てきたりと、考えることも多く正直、頭の中がグッチャグッチャになりますw

でも、いくらロジカルに考えても、各プレイヤーのフィーリングに寄る部分も多く、要はいくら深読みしても所詮「じゃんけん」なので、読みが報われないことも多いわけで……

本当に苦手なゲームw

序盤はみんな素材を取りに来るだろうと予想して、素材を全員からせしめるアクションカードと、お金中心のアクションカードを仕込んだものの、どうも同じように考えている人がおり、どうしても支持プレイに。
なんとか、試験管1本と、本棚1枚を得たものの、手元には素材も無くカツカツ状態。

1ラウンド目は思ったほど素材が出てなかったので、今度こそみんな素材かな~と思い、全員から素材せしめるアクションカードを再度仕込むも、これまた手番が悪くアクション通らず(泣)

というのも、右隣のプレイヤーが結構アクション実行してて、常に2番手くらいの位置に居たため、強気のアクションが全くできず(仮にアクション選んでもほぼ潰されてた)

なんとなく、そのままズルズルと終盤まで行ってしまい、それでも何とか試験管を集める方向で点を稼いで3位タイという結果でした。オヨヨ。

良いシステムだとは思うのですが、なにぶん、なかなか実りが計算できないところが自分向きではないかなとw
手軽にプレイするには若干時間長めにかかるので、ゲーム会などでは若干使いどころに難しい印象です。

でも、一回くらいは勝ちたいからまたやってしまいそうw

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは。