先にQueen Gamesより「EDO」が出てしまったために、タイトルを「YEDO」にしたという話がある、江戸は江戸でもペガサスシュピールの江戸、邦題は「大江戸八百八町」をプレイしました。
今回は、ひろぴ、なめこ、RYUG、コウ、私の5人プレイ

▼大江戸八百八町 ★★★
(Yedo)
版元:Pegasus Spiele
著者:Thomas Vande Ginste & Wolf Plancke
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時は江戸時代。
プレイヤーは其々「Maeda」「Toyotomi」「Sanada」「Hosokawa」「Nabeshima」の何れかの部族(?)となり、大名の信頼を得るために奔走します。

鍋島とかまあ、ずいぶん渋いw
豊臣は滅んでるんじゃ?w

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目的は、ひたすら仕事を達成して信頼を得ることなのですが、この仕事を達成するために、競りとワーカープレイスメントでリソースを得るゲームです。

まず流れとして「競り」がスタートプレイヤーの宣言で始まります。
この競りは、競り落とせるのは1人1要素限り。最低落札金額も決まっており入札も1巡限り。

競りが終ると、各部族に幸運あるいは厄災をもたらす「行殊カード」を公開し指示に従い、続けて各自手持ちのワーカーを盤面に配置していきます。

ここからがちょっとスパイスがあって、全員がワーカーを配置したところで「廻同心」という、要はお巡りさんが街を徘徊し、廻同心の居るエリアにワーカーがあるとワーカーは捕縛(没収)されてしまいます。

ワーカーさん完全に不審人物扱いです……信頼得るんじゃ?w

これらを繰り返して11ラウンド行い、一番信頼を得たプレイヤーの勝利です。
Oh!長い(汗)

最初に全てのプレイヤーに仕事カードが配られるので、ある程度方針が決まって動けるのはGOOD。
特に競りのあるゲームは「自分は結局競りで何が欲しいのか」がよく判らないまま始まるゲームが多いので、方向性の指針は助かります。

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早速、手元の仕事カードを確認すると、最初のラウンドで2つ解決できそうな仕事が!
他のプレイヤーがリソースを集めているあいだに、さっさと仕事をクリアしお金持ちに。

私「金はあるんだよ金は」

なんて嫌らしいことを言っている私と、

RYUG「僕は吉原プレイで行こうと思うんですよね」

と言いながら吉原に通い詰めて芸者をどんどん野党RYUGさん(笑)

なんだろう?このそこはかとない生活感は?「じゃあ吉原行きます」なんて会話が成立する恐ろしいボードゲームの世界w

仕事が難しくなってくると、色々な武器が必要になってきますが、これがなかなか上手く揃わない……プレイヤー間でも交換や売買が出来るため、「刀!刀ください!」なんてなりふり構わず交渉する姿もあれば

「刀は武士の魂なので譲れません」

なんて、無駄にカッコイイ返しもあったり。本当に無駄にニヤニヤしちゃうw

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災害で芸者が連れて行かれるイベントが起きた際には、吉原に戻った芸者をプレイヤー間で奪い合う熾烈な戦いが始まり、欲しい武器を求めるプレイヤーが夜な夜な町を徘徊し、予想外の廻同心の動きに一喜一憂し……
なかなか山あり谷あり笑いありで、遊び応えのあるゲームでした。

ただ、ゲームの流れ自体は結構地味で、点数の入り方も地味なのでちょっと11ラウンドは長いかなと。

仕事カードの中には「大名暗殺」という、これまたゲームの目的から離れているビックリカードもありましてw
暗殺が成功するとゲームがそこで即終了となるのですが、実は私がそのカードを持っていて虎視眈々と実行を狙うも、直前に起きた大地震でリソースを奪われて実行できませんでした。
実行する気マンマンだった私涙目。

なんというか怪しげな絵と、仕事カードのフレーバーテキストが非常に良い雰囲気を醸しだしており、江戸の情緒が若干間違った感じではあるものの感じられるのが良いですね。
この辺を思いっきり楽しんでプレイしないと、淡々とした流れになってしまって面白くないかもしれません。

もう一度遊んでみたいけど、果たしてこの3時間ゲーを付き合って貰えるのだろうか?w

興味のある方は是非お相手を!

ということで、今回も「どうでもいい話」でした。

ではでは。