akiさんがボードゲームを始めたころにプレイして面白かったらしく、リクエストがあったので棚から引っ張り出して「藪の中」をプレイ。

▼藪の中 ★★
版元:oink games
著者:佐々木 隼
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2~8の数字、もしくは数字が書かれていない人型のタイルを各プレイヤーへ1枚配り、残った4枚のタイルを3枚は縦に、1枚は横に寝かせるように場の中央に置きます。

中央の4枚のタイルは「殺人現場」を表していて、寝ているタイルが被害者、縦になっている3枚が容疑者です。

ゲームは3枚の容疑者タイルから犯人を捜すのが目的。
犯人は3枚のうち、最も大きな数字が書かれているタイルが犯人となりますが、例外として、3枚の中に「5」の数字があった場合に限り「一番小さい数字が書かれているタイルが犯人」となります。

まず親を決め、親は容疑者の中から2枚を確認し、犯人を予想して容疑者3枚のタイルのうち1枚にチップを賭けます。

このとき、なんと、犯人と容疑者を入れ替えても構いません。
凄いシステムw

親以外のプレイヤーは、親が賭けた容疑者タイル以外のタイルを確認し、同じようにチップを賭けます。
全員が賭け終わったら答え合わせ。

答えが合っていたらチップはそのまま戻ってきます。
もし間違えていたら、チップは裏返しになって以降使えない状態として戻ってきます。

ただし、同じ容疑者タイルに複数のプレイヤーが賭けて間違った場合は、最後に賭けたプレイヤーが全てのチップを裏返しにして引き取らなければなりません。

こうして、賭けるチップが無くなる、もしくはチップの総数が8枚になったプレイヤーが出たところでゲーム終了となり、条件を満たしたプレイヤーの負けとなります。

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今回は、2人プレイなので「2」と「8」の容疑者タイルを除外してプレイ。

まずはakiさんが親。

手札のタイルを見て瞬間から既に首をかしげているakiさん。
更に、容疑者タイルを2枚見て、まだ悩んでいるakiさん。

確定的な情報が無いことがバレバレなakiさんw

次にakiさんが賭けていない容疑者タイルを私が見るのですが、この時点でも可能性がいくつかあるため、どのタイルが正解であるかは分からず。

どうせ分からないのであれば、akiさんと同じ予想をして外すよりも、違う予想で外した方がデメリットが少ないと考え、違う場所へ賭けることに。
でも、結局当たっていたのは私w

次は私が親。

せっかくなので、容疑者と被害者を入れ替えてみようと決め打ち。
とりあえず容疑者タイルを2枚確認し、見ていない1枚を被害者と入れ替え。

めくったタイルは「6」と「7」で、手札が「3」
残り1枚の容疑者タイルが「5」出ない限り「7」が正解となるので、とりあえず「7」にチップを賭けて、見ていない容疑者タイルと被害者タイルを入れ替えました。

akiさんは入れ替えられたタイルと、「6」のタイルを確認して、悩んでいましたが「6」のタイルに賭けたので、ああこれは「5」出ていないなとw

予想通り的中していたので、akiさんマイナスチップ。とまあこんな感じで進みます。

最後は、確実にハズレである何も書いていないタイルにブラフでチップを賭け、それに乗ってきたakiさんがチップを引き取って負け。私の勝ちで終わりました。

各所で評判の良いこのゲーム。
私はちょっと物足りなさというか、システムとしてもう一歩感を感じています。

というのも、「ブラフ」「推理」「運」という3つの要素を絡めたかったのは分かるのですが、たとえ親であっても全ての情報を持っているわけではないため、ブラフをせっかく仕掛けても、ブラフとして成立していなかったりしますし、推理も余程運よくタイルを確認できない限りは2~3択からの賭けとなってしまいます。

なんとなくフワッとしているんですよね。全ての要素が。

フワッとしているということは、勝ったときの嬉しさ、或いは負けたときの悔しさもフワッとしてしまいます。なんとなく勝って、なんとなく負けてしまうので。
故に、あと一歩、推理やブラフを仕掛けるのが楽しくなるスパイスが欲しかったなと。

逆に、フワッとしているためプレイ感は非常に軽いです。
ガチガチな推理ゲームでもなく、ブラフゲームでもなく。
運要素(手札の情報)が強めかな?

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは。