先日のゲームマーケット合わせで、おのさんより譲り受けた「ろくでなし!」
Tgiw記事「ろくでなし!」

「タイルは和訳シール貼ってありますが、ルールがドイツ語しかありません。大丈夫ですか?」とお気遣いいただきましたが、akiさんがドイツ語ルールを訳したいと言ってくれたため無問題でした。

そして、この度、akiさんの和訳が完了したため早速プレイです。

▼ろくでなし! ★★★☆
(Fiesling)
版元:HUCH! & friends
著者:Claude Weber
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このゲームはプレイヤーそれぞれが「お題」となって、誰のことを表現しているのかを当てるゲームです。

まず、出題者チーム(2人)とそれ以外の「回答者」に分かれます。出題者チームは時計回りに一人ずつずれていきます。(一人ずつずれるので、基本2回、出題者を行います)

出題者は、まず誰がお題になるかを決めるため、お題(プレイヤー)を決めるチップを引き、チームメイトと情報を共有します。このとき、お題が出題者自身になることもありますので、表情を読まれないようにするのが大切です。

出題者チームの内、まず右手に座っている出題者が「性格タイル」をランダムで1枚引き、そこに書かれている「性格」が、お題となっているプレイヤーにどのくらい当てはまるかを5段階で評価します。

例えば「妄想家」というタイルを引いたとして、お題となるプレイヤーが妄想家だと思うなら「5(完全に一致する)」にタイルを置き、妄想家では無いと思ったら「1(全く当てはまらない)」にタイルを置きます。

次に、もう一人の出題者が、いま評価された内容について、訂正する、もしくは訂正しないを選択します。

「いやいや、自分が思うにもっと彼は妄想家だ!」なんて具合に「1」だったレベルを「5」に押し上げたりするわけです。

1枚のタイルについて評価は以上となり、再度、今度は左手に座る出題者が「性格タイル」をめくって評価し、右手の出題者が評価を訂正します。「性格タイル」の評価が2枚終わったら、その結果を受けて回答者が各々、誰を評価しているのか予想します。

これを3セット繰り返し、答え合わせ。1セット目の評価で正解したプレイヤーは3点、2セット目の評価で正解したプレイヤーは2点、3セット目の評価で正解したプレイヤーは1点貰えます。出題者チームも、回答者の過半数が正解していた場合3点貰えるため、あまり分かり難い評価は自分の首を絞めることになるのです。

全員が2回、出題者をプレイしたら(出題者が1周したら)終了となり、終了時に点数を最も多く獲得したプレイヤーの勝利です。

▼右に並んでいるのが「性格タイル」左の円盤が「予想ボード」で裏にプレイヤー番号と時計のような針が付いている
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今回は、akiさん、わにかわさん、かにゃたさんの中学校から同級生3人衆+わかともさん、てとさん、私の6人でプレイ。

このゲーム3人からプレイ出来ますが、6人未満でプレイする場合はダミープレイヤーを設定する必要があります。
今回は丁度6人だったので、そのままスタート。

中学校から同級生の3人と、私達野郎衆では明らかにハンデマッチかと思いきや、意外にそうでもなく。
彼女らとは初対面となる てとさんも、「(彼女らと)何ゲームかゲームやったので、なんとなく行けます」という頼もしさ。

最初の2ゲームは、どちらも わにかわさんがお題となっていて、出題者も「わかとも&わにかわ」「わにかわ&かにゃた」という組合せ。要は自分評価。このゲームの一番気まずいところw

自分評価の際はあまり悩みどころが無いため、悩むふりをする必要もあり。
当てて貰わないと点数にならないけど、最初は分かり難く、後半に分かり易く立ち回って当ててもらうのが効率が良いので、いきなりバレると美味しくないんですねw

「なるほど」と「にやにや」の間くらいの盛り上がりで、やっと自分の手番。パートナーは、恐らく私の事を一番よく知って居るであろうakiさん。

お題は 私(笑)

まず、akiさんが「万能」という性格タイルを引く。akiさんは「万能」を「4」に。ほう?結構万能だと思われている?

すかさず「んなこたぁ~ない」と「万能」を「3」へ。「3」の評価は「どちらでもない」。これでも十分驕ってると思いますすいません。

「どちらでもない」はあまりヒントになりませんが、私が評価を下げたことで何人かは怪しいと思ったようで。

ただ、2セット目の予想までは「どちらでもない」の評価が多く、「わからないよ!」という声が飛び交う中……

3セット目の最後(2枚目)に私が引いた「性格タイル」は「品行方正」……


もちろん、迷わず「5」!


akiさん大笑いしながら迷わず「1」に訂正!!(笑)


一同「なんだーかんちょうのことかよー!(笑)」と言いながら、私を予想していなかったプレイヤーは皆私に鞍替えw


品行方正じゃなくてすいません!


この1ゲームがこの日一番の盛り上がり。非常に楽しんで貰えました。
よかったよかった。


プレイヤーを選ぶゲームではあると思いますが、プレイした感想としては、思ったほどは既知でなくとも楽しめるゲームだなと。全員が全くの初対面だとちょっと厳しいかと思いますが、友人グループがいくつかあるなら出題者がチームなので補完し合えるでしょうし、なんとなく「こんな人なのかな?」って印象が芽生えた程度の段階でも「自己紹介」の一環として遊べそうな気もします。良いペーティーゲーム。

あとは、やっぱりお酒の席ですよね。

わにかわさんはえらく気に入ったらしく「手に入れられないか?」と訊かれました。
調べてみたら入手自体は難しくなさそうですが……ルールは和訳したから良いとしても、タイルの日本語化が大変w あまりオススメしない感じです。

その代わりと言ってはなんですが、興味のある方が居れば喜んで持参しますので、是非。

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは。