▼ヘックメック ★★★
(Pickomino)
版元:Zoch
著者:Reiner Knizia
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akiさんのダイスゲームブームは依然続いており、ヘックメックもまた、そのブームに乗っかったらしくプレイを所望されました。

akiさんは、私が寝ている間にひとりでテストプレイをしたらしく「なんかもの凄く難しい。ゲームが成立するのか怪しい」なんて言っていて、ちょっと不安になりましたが、とりあえずプレイ。

各プレイヤーは手番が来たら1~5の数字とミミズの描かれたダイスを8つ振り、出た目のいずれか1種類を全て確定させ脇に避けます。確定させる際は既に確定しているダイス目を再び確定させることはできません。
これを繰り返し、全てのダイスを確定させるか、既に確定させてしまった目しか出なかった場合に手番終了となり、それまでに確定したダイス目の合計数字より小さい数字の書かれたタイルを引き取ります。

ただし、タイルを引き取るためにはもう1つ条件があって、ミミズの目を1つでも確定させていなければタイルを取ることはできません。ミミズの目は1個につき数字5と同じだけ最後に数値が加算されるので、必須条件ではありますが、元よりミミズを大量に出せれば非常に有利です。

獲得したタイルは自分の手前に獲得した順番に上に積むように置きます。
仮に、一番上のタイルの数字ピタリで他のプレイヤーが手番を終えた場合、タイルは奪われてしまうこともあります。順番は重要。

また、タイルが何も獲得できなかった場合は、獲得したタイルを元の場所へ戻して、一番数字の大きなタイルを裏返しにします。これはゲームからの除外を意味します。

これらを繰り返し、タイルに描かれたミミズの数が多いプレイヤーの勝利です。

ざっとルールを読んだところ、なんら難しいことは無く。
何が「難しい」のかakiさんに聞いてみると「タイルを取れるだけの数字(最低21)がなかなか出ない」とのこと。

はて?と一瞬悩みましたが、よく聞くと「ミミズ」がどうも数値5になることがすっかり抜け落ちている模様w
図解してあったルールブックを指差しながら説明し「なんだ!そうなの!!」なんて感じでお互いに大笑い。

無事ゲームを始めることとなりました。

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ダイス目がミミズを合わせることで飛躍的に高くなり、感動すら伺わせるakiさん。

「ちゃんとタイルが取れるよ!」

当たり前ですw クニツィア先生のゲームですからww

大体、真ん中くらいの数字を出して、ミミズが3匹描かれたタイルを中心に獲得する私に対して、akiさんはダイス目がよく、高めのタイル(ミミズ4匹)をどんどん獲得していく。

こりゃあマズイってことで作戦を変更して、akiさんのタイルを奪う作戦に。

「ムカツク!!なんか久しぶりにゲームで超ムカツク!」

本当に1人ムカつく友達、いきたくないパーティーなakiさん。
2人して寸止め戦法で、タイルを奪い合うゲームが暫く続きましたが、大きな目が出たところで、私は点数の高いタイルを獲得し終焉。

最後の2枚になったところで、再びタイルの奪い合いになりましたが、ちょっと不毛なので、奪い合いをやはり私が止めて、場のタイルを獲得してフィニッシュ!

結果は、ミミズ3匹のタイルを全て獲得していた私の勝利。akiさんはふてくされていましたw

さすがクニツィア先生といったところ。
ノルマ的な数字下限と、タイルを奪い合えたり、タイルを取るためにミミズが必要だったりするあたりが、ダイスをいかに振るか?止めるか?考えさせる良いアクセントとなっています。

ただ、これはもうちょっと人数が多いほうが良いですね。
2人だと同じタイルの奪い合いをずっと続けるような不毛なやりとりが発生してしまったので
このあたりは人数増して緩和したいところです。

なんにせよ、手軽なうえにダイスのジャラジャラ感が楽しい良作だと思いました。
これもゲーム会向きですね。題材が微妙であることを考えなければw

ちなみに全く内容と関係ないのですが、私のヘックメックは空けてみたら「26」のタイルが2枚入っていて、「25」のタイルが欠品していました(汗)ゲームはできなくもないですが、これは買い直した方がよいのか?
こんなところにも、ちょっとしたジレンマを潜まされた。そんなお話ですw

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは。