▼こねこミキサー ★☆
(Kittens in a Blender)
版元:Closet Nerd Games
著者:Brian Knudson & Brent Knudson
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「差しあげますよ」

この言葉が全てを語る
このゲームはタダで譲ってもらった譲渡品……
その理由はプレイして思い知ることとなる


なんとも大胆なテーマ(?)の後味の悪い非道なゲーム。
「こねこミキサー」をakiさんとプレイしました。

なんとこのゲーム「猫をミキサーにかけないように頑張るゲーム」です。

もう既に意味が分かりませんw
なんで猫をミキサーに入れる必要があるの?
しかも、このゲームの猫のイラストがまた可愛いw

もう最初から頭の上にクエスチョンマークが出っぱなしです。

ゲームは、箱も上手くつかって「ミキサー」「カウンター」「寝床」の3つの場所をつくります。
プレイヤーは手番が来たら1枚ずつ、必ず2枚手札をプレイしなければなりません。

手札には「猫のカード」や「数字の書かれたカード」、「ミキサーのカード」と残り特殊なカードが何枚かあります。
「猫のカード」はプレイヤーの数だけ担当の色を決め用意し、ミキサーが回ったときに自分の色の猫のカードが寝床に居れば2点、ミキサーに放り込まれていれば-1点となります。自分の色の猫カードでも、他のプレイヤーの猫カードでもプレイすることができ、任意の場所に放り込むことができます。

「数字の書かれたカード」は、書かれた数字分だけ「ミキサー」「カウンター」「寝床」を行き来できます。複数の猫に分散して使用しても構いません。

「ミキサーカード」は、ミキサーをONするものと、ON/OFF切り替えることの出来るものの2種類あって、ONするものはONだけしかできませんが、ON/OFFはONされたミキサーを止めることが出来ます。

特殊カードには、全部の猫をミキサーに放り込んだり、逆に寝床に入れたり、全員のカードを左右どちらか回りで交換したりというカードがあり、展開がなかなか読めない感じです。

ゲームは16枚あるミキサーカードが全てプレイされた時点で終了。より点数の多かったプレイヤーの勝利となります。

なんで猫をミキサーに入れる必要があるの?(2回目)

ま、まあとりあえずやってみようと言うことでakiさんと2人でプレイ。

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ね、猫かわいい……w

とりあえず相手の猫をミキサーに放り込まないと勝てないので、手持ちの相手の猫カードをミキサーに放り込む作業から始まります。

akiさんは私の色の猫カードをそこそこ持っていたようで、どんどんと私の猫をミキサーにかけて行きます。
私は猫カードをあまり持っていなかったので、せっせと数字のカードを使ってミキサーから猫を取り出す作業w

一進一退、あまりミキサーにカードは溜まっていませんでしたが、akiさんが「指定した色の猫をミキサーに入れる」カードを発動し、私の猫たちは強制的にミキサーへ……そしてスイッチONw

「ああああ!ウチの猫ミ○チだよ!大量失点だよ!w」

哀れ私の猫たちはミキサーの下へ埋葬されゲーム続行……本当に胃が痛いw

数字カードを使いすぎたのか?今度は猫のカードばかりになり次々と猫のカードを出すも、上手い具合にミキサータイミングをかわされて圧倒的不利に。

2人だとちょっとカードが偏ると展開が一方的になるようです(汗)

最後は手札がミキサーONばかりになってしまい、自分の猫がミキサーに居るにもかかわらず、ミキサーの電源を入れるしかなくなり、自らの手でウチの猫たちを調理するハメに……なんだろう?この背徳感

一方、akiさんはほとんど猫をサルベージして圧倒的に私の敗北となるのでした。


もうやらないww

誰かが「やりたい」と言うかもしれないので、手元には置いておきますが、こんな不毛で嫌な気分になるゲームもうたぶん自分ではやらないですw
ゲームとしては聞いていたほど破綻はしていないような気がしますが、ミキサーで猫を挽くというただ一点について、アグレッシブになりきれず、故に楽しめないという意味では破綻しているかもしれません。

なんでこんなテーマ考え付いたのだろうか?
もっと他に良いテーマありそうなのに……
まあ、話題性はあるかもしれませんが、非常に興味深いところです。

後味悪いよう~


そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは。