▼ドラゴンクエストボードゲーム スライムレース ★★★
(Dragon Quest: Slime Race)
版元:ENIX
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ドラゴンクエストといえば、30代後半の私どもにとっては物凄い勢いでドストライク。
初代ドラクエのときは4人ほどしか並んでおらず初日にサクッと買えたのに、2以降から列が長くなり、3に至っては徹夜は出るわ、カツアゲは出るわのテンヤワンヤ。

そんなドラゴンクエストさんですから、色々なメディアミックスの末に、場末のボードゲーム業界にもお立ち寄りいただいております。

それがこの「ドラゴンクエストボードゲーム スライムレース」(長い)です。

ゲームは簡単で、自分の手番が来たらまず山札からカードを1枚補充して手札から1枚プレイするだけ。
最初の1順だけ「1位と2位の組合せ予想」のみ行い、2順目と3順目は予想とカードのプレイ、4順目以降はカードプレイのみとなります。

要は、3回予想しベットした順位をカードを使ってなんとか実現させて賞金を稼ぐゲームです。

スライムは5種類おり、赤いスライムが一番足が速く(カードに書かれている「進める数字」が大きくて枚数が多い)紫のスライムは本当に鈍足です。故に赤のスライムに予想を絡めるとオッズが低くなり、紫を絡めるとオッズが高くなります。
カードには「最下位のスライムが35マス進む」といった色指定なくジャンプできるものもあるため、足の遅いスライムでも勝ちが狙える仕様に。

これを数レースやって、最初に50点獲得したプレイヤーが勝利。

今回は、のっちさん、ホンダラモーンさん、春くん、ハニーさん、私の5人でプレイ。
ハニーさん曰く「50点だと長くなる」とのことだったので、30点を終了ラインに設定し始めました。
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1レース目は足の速い赤があまり進まず青と緑が飛ばすレース。そして紫が一歩もスタートをでないw
盤外戦術も盛んで

「一緒に青賭けてますから進めちゃいましょう!」
「いま緑が狙い目ですよ。緑に賭けて一緒に緑を進めませんか?」

といったように、誰がどのカードを持っているか分からないながらも、自分のベットした予想に有利に働くよう皆、思い思いに囁き始めます。

そして、気付くと「あれ?オレこのスライム進めることにメリットなかった!w」なんてことになったりw
手札は運なので、当初の予定も崩れることがありますし意外と混沌としていきます。

1レース目は私とのっちさんが予想を当てて少し抜き出る展開に。結局、紫のスライムは一歩も発進せずw
こういう展開だと、2レース目は逆に紫が進む展開になりやすいのでは?と予想した私は、1手番目から積極的に紫のカードを出して「進めるぞアピール」。

それに春くん(10歳)が乗ってきて、紫スライム快走!……しかし、春くん何かに気づいたらしく


春くん「あれ?紫が勝ってもボクの予想どれも当たらないよ……」

大人たち「ああ、悪い大人にだまされたね。本当に悪い大人もいるもんだねw」


はい、悪い大人は私ですw
でも結局、「トップに当てさせてはダメ」という協定が結ばれw 誰のベットとも関係の無いスライム2匹がゴールしてノーカウント。

そしてこの辺りでうっすら気づく……このゲーム長いw
1ゲーム20分くらいかかるので、3ゲームもやれば1時間。このようにノーカウントゲームもありますから本当に時間がかかりそう。30点で終わることにしてよかった!

結局、あと2ゲーム行って、最後に30点超えが3人出るものの、総合点でTOPだった のっちさんの勝利となるのでした。結構長かったw


いや、本当にこの値段(実売2,300円くらい?)でこのコンポーネントは素晴らしい!
そんなコンポーネントの素晴らしさがまず目を引きますが、ゲーム自体も良くできていると思います。

ただ、前述しましたが長い!w レース後半になればなるほど、自分の出来ることが限定的になるため、選択肢のないプレイヤーにとっては非常に長く感じます。ちょっと勿体ない気分。

でも子供は喜ぶのではないでしょうか?見た目も良くて簡単なので。もうちょっとトラックが短くても良かったかなぁ~と思いました。あと、黙々とやっちゃうとつまらないので、適度に口プレイ推奨でw

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは。