▼イースター島 ★★★
(Die Osterinsel)
版元:Blatz
著者:Leo Colovini & Alex Randolph
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アレックス・ランドルフとレオ・コロヴィーニの協作という、そのステータスだけでもなんとも豪華な「イースター島」
豪華なのは著者だけではなく、特大の箱の中に収められたコンポーネントも然りです。


ゲームは簡単なレースゲームで、親が公開したプレイヤー人数+1枚の「石」カードから1枚選び、そこに描かれている石の数だけ各プレイヤーの担当するモアイに自分のストックから石(本物)を入れる、もしくは自分のストックに石を獲得するかどちらかを選びます。

石を他のプレイヤーのモアイに入れれば自分のモアイが前進し、自分のモアイに石を入れれば自分以外のモアイを進めなければなりません。

もちろんレースゲームなのでいち早くゴールしたプレイヤーの勝利……と言いたい所ですが、1位のプレイヤーと2位のプレイヤーはモアイの中の石の数を数え、より石の数の多いプレイヤーの勝利となります。つまりは2位までに入れば勝利の可能性が出るわけです。

今回は、オリグチさん、ヒリュウくん、私の3人でプレイ

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最初のうちはそこまで迷うことなく、自分以外のプレイヤーのモアイへ石を均等に入れてモアイを進めます。
なんだかんだ言ってレースゲームなので皆、とりあえず先を目指す感じです。

そんな中、途中のモニュメントのあるマスに止まると自分に石を入れられる得点があるので、私はモニュメントのあるマス目狙いのプレイ。先に進み且つ、こっそり石を収集していきます。

「あれ?かんちょーのモアイ結構石はいってるんじゃない?」

気付かれたw

格好な頻度でモニュメントを獲得していたため、予想では一番多く石が入っていると考えていました。3人ならそりゃあバレますねw 途中から私のモアイはかなりマークされるように。

一方で石を集めたのは、この時点で明らかにモアイの軽いヒリュウくん。

モアイ自体も1位を走っていて、でもこのままじゃゴールしても勝てないね~なんて言っていましたが、私を勝たせかいとする2人の策略により、棚ぼたで石を集めるヒリュウくん。

オリグチさんも追撃しますが、レース自体は一歩及ばず、1位でヒリュウくんのモアイがゴールし、中の石をカウントするタイム。私は3位だったので参加できず2人の数比べに。

明らかに入っていないと思っていたヒリュウくんでしたが、「入っていない」という印象が上手く働いて後半石を集めたせいか、蓋を開けてみれば最も石が多く文句なしの1位となるのでした。


ランドルフらしく非常にシンプルなゲームですが、1位になっても2位のモアイよりも多く石を持って居ないと勝てないというところが良く出来ていて、これにより石の入れ方が非常に悩ましいゲームです。

大きくて豪華なコンポーネント、分かりやすいゲーム内容、全年齢層に楽しまれそうですが、ちょっと大雑把感は否めず、後半3位以下のプレイヤーは後半ゲームに絡めなくなる可能性が出てきます。

故に、あまり勝ち負けにこだわらずワイワイ楽しむゲームかなと。

まあ、そんなことはさておき
本当にモアイのコンポーネントは大きくて一見の価値があるので、その一点だけで是非プレイしてもらいたいゲームです。

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは。