▼アーバニア ★★★
 (Urbania)
版元:Simone Luciani
著者: Mayfair Games
IMGP3035
 
作者のシモーネ・ルチアーニは、私の大好きなツォルキンのデザイナーの一人。
しかも都市開発系(再開発でしたが)のゲームとくればやっておかなければ!ということで、取り寄せて

寝かせてあった(ぉぃ) 

そんなゲームをやっとプレイ出来ました。 まあ、寝かせてしまうのはよくある話ですよね。
……ね?

ゲームは都市の再開発がテーマ。プレイヤーは都市再開発のプランナーです。
手番に行えることは次の中から2アクション(重複可)ただし、かならず2アクション行わなければなりません。
  1. カードを2枚引く
    資源カードもしくはプロジェクトカードを合計で2枚引きます。組み合わせは自由です

  2. 再開発
    手札を使って都市を再開発します。再開発はカードに描かれた同色のヘルメットの合計数が、盤面のやはり同色の再開発可能地域(既に再開発されている地域のタテヨコ1マス)に描かれている数字を上回っていれば、カードをプレイすることで実行できます

  3. 雇用
    専門家とやらを雇います。専門家は他のプレイヤーからも引き抜けますが、雇う度に雇用のための賃金が高くなります。専門家を雇ったまま手番が終わると、専門家が専門としている再開発地域の再開発具合によって得点が入ります。専門家自体の価値(賃金)は関係ありません

  4. 提出
    プロジェクトカードを1枚提出することができます。提出したプロジェクトカードはゲーム終了時に公開され、書かれている条件に合致していれば点数が入ります。これが非常に比重が高く重要です。
    ただし、プロジェクトカードをプレイするには、プレイ時に獲得している勝利点の10分の1を支払わなくてはなりません。後半になればなるほどプロジェクトの成否が見通せますが、点数が持っていかれるという寸法です。プロジェクトカードを提出できる上限は3枚です。
ゲームはゲームボードの上下左右4分の1(11マス)のうち9マス埋まるか、3人以上の専門家の価値が5以上になったラウンド+1ラウンド実行して終了で、最後にプロジェクトの点数を加えて最も得点したプレイヤーの勝利です。

今回は、スギさん、あやのさん、ヨシミネさん、私の4人でプレイ

IMGP2944
 
ゲームの主題となる「再開発は早い者勝ち」、「専門家は奪い合い」と、都市開発ゲームでありながら箱庭的な要素は無く他のプレイヤーとの競合がメインです。

雇った専門家がすぐに別のプレイヤーに引き抜かれ、1ラウンド持たないこともしばしば。
しかし、上手く奪われずにラウンドを経過すると、不労所得とも言うべき収入が毎ターン入ってくるため、皆必死に専門家と、その専門家に紐付く再開発に躍起になります。

そんな状況ですから、誰もが専門家を総長くは維持できないのですが、特にあやのさんは雇った傍からどんどん引き抜かれていって涙目w

あやの「え~また私から持っていくのー?(泣)」

再開発は非情です。地上げ屋が横行するくらい非情です。
専門家だって例外ではありません。非情のヘッドハンティング合戦です。
 
私は不労所得を得ながらも、プロジェクトをせっせと早々に3枚提出して計画的な都市づくり開始。
ヨシミネさんと あやのさんは再開発と専門家に力を入れ、スギさんはあまり積極的に点数は獲りに行かず、手札をひたすら溜め込んでいる感じ。

スギさんが低空飛行を続ける間、他の3人は大体同じくらいの点数で終盤。都市計画も潮時だろうと一気に再開発を推し進めた私は、終了条件成立!

ここからはプロジェクトカードの内容勝負。
ぶっちぎりで最下位だったスギさんはプロジェクトカード3枚提出して、点数をガッポリ。同じくあやのさん、私も3枚プロジェクトカードを成立させたものの、スギさんの勢いは2人の比ではなく。
ヨシミネさんは、まさかプロジェクトカードでそこまで点が入るとは予想していなかったらしく、プロジェクトカード1枚提出で点数もソコソコ。

結局最後に追い上げを見せたスギさんから何とか逃げ切って私が1位、スギさん2位、以下あやのさん、ヨシミネさんと順位が決まるのでした。本当に最後の追い上げが凄かった!あぶなかった!

 
完全に「プロジェクトゲー」です。
でも最初に「プレイヤーはプランナー」って明言されていますから、得点源が「プラン」であったとしても不思議ではありません。でも、そんな印象よりずっと、得点がプロジェクト達成に偏っているのは確か。 

非情に大味ですが、決して悪い大味さではなく、最後の点の入り方に爽快感さえ憶えます。
システムもよく、専門家を競り落とすものの、専門家自体の価値は得点にならないとか、再開発の方法とか随所に「面白さのエッセンス」が置かれているなと。

ただ、ボードやタイルの視認性が悪く、その点を解消するために「再開発後のタイルはボード上から避ける」というゲームフィールドさんの提案を実施したところ、確かにゲームはスムースになりましたが、再開発しているハズの都市が、ゲームが進むごとにスッカラカンに荒廃していくという事態にw

 コンセプトをとるか、ユーザビリティをとるか……難しいことです

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした

ではでは。