何を想ったか、ふとPC上にある「調布のあな」のフォルダ内を眺めながら、こんなエントリをあげてみようかなと。

初志貫徹を忘れ掛けているという想いに駆られたのかもしれません。
今も出来ていること、出来ていないこと、出来ていないまでも抱える想い……そんな内容を思いつくままに書いてみようと思います。

思いつくままなので、結構な散文になるかと思いますが、いつものこととして暖かい目で見てくださいませ。


■「調布のあな」は既成事実
先日「週刊プレイボーイ」さんの取材を受けた際にも「なぜゲーム会をやろうと思ったのか」と訊かれ、苦笑いをしてしまったのですが、きっかけなんて他愛も無いことで、当時ハマっていた「キャメロットを覆う影」というゲームがやりたいから公民館を借りたことがきっかけでした。

故に「なぜゲーム会をはじめたのか?」と問われれば「キャメロットをやるのに7人集めたかったから」というだけで、「たまたまそこに24人も人が来てしまったから本腰入れた」というだけ。以前、色々なイベントをやっていた経験から、ちょっとした遊び心で「調布のあな」というタイトルを付け、それっぽいロゴを作り、それ以降は適当に身内数名とmixiのコミュニティに募集を貼り付けただけです。要は「調布のあな」というゲーム会は「なんとなく後に乗せられた既成事実」でした。

▼ロゴは当時かなり適当に作ったデザインのまま今も使用しています
ちょうふのあな

ただ、それからは結構必死でした。

後付になってしまいますが、他のゲーム会にも足を運び、どんな感じで開催されているか勉強させてもらいました。 


■主宰のこだわり
会を続けるにあたり、mixiの「ボードゲームコミュ」にもイベント投稿し続けました。これが結構大変で……
今はみなさん当たり前にイベント告知していらっしゃいますが、自分が告知し始めた当時は、ゲーム会の告知はイベント投稿ではなく「メンバー募集トピ」というトピックスで皆さん募集していて(今でももちろん使われています)、イベントトピックスは殆ど使われておらず。募集のトピックスを立てると

「イベントトピックスを使うな!」

という「メッセージ」がトピ立て後1週間くらい毎日来たんです。長文で。私もひねくれものですから「運営者から言われたらそうしますね」という感じで適当に返していました。
また、これもひねくれ加減をこじらせた考え方ですが、「他と同じことをしたくない」という想いが強く、告知ひとつとっても出来るうる限りで変化をつけたかったんですね。イベントトピックスがあるのになぜ使わないか不思議でしたし。

次に考えたのは、「初期卓」というシステムです。
あらかじめ最初にプレイするゲームをいくつか卓に配置してしまってとりあえず遊んでもらうやり方です。

▼当時の初期宅リスト
syoki
正直、このシステムが良かったのか悪かったのか分かりませんが、スタートダッシュが良い(ゲーム会開始時に人が集中する)ゲーム会ならかなりアリなシステムなんじゃないかと思っています。
調布のあなは、残念ながらスロースターターなゲーム会になってしまったので、このシステムは止めてしまいましたが、また機会があればやってみたいシステムです。
フリークの方にはちょっと物足りないかもしれませんが、初心者の方には悪くないんじゃないかなと。

更に、これは今でも続いていますが、卓の配置は特にこだわりを持って決めています。
卓配置のこだわりは「全ての卓の見学が出来る見渡しの良い卓配置」です。

会場の大小はありますが、どのゲーム会に行っても結構フロアの中で「袋小路」になってしまうことがあって、気になるゲームがプレイされていても「ちょっと覗きに行く」みたいなことができないことが多々あります。

ボードゲームはもちろんプレイしてこそ愉しめるものかもしれませんが、私は「観て楽しむ」という愉しみ方もあると思っていて、実際、私自身ほかのゲーム会へお邪魔してもプレイせず盛り上がっているゲームを観て愉しむことが多々あります。

また、よくある「クラゲ問題」(クラゲ=卓に入るタイミングを逃したり、プレイしたいゲームがなかったりでゲームが出来ずにウロウロしている参加者) についても、観る愉しみを環境が許せばある程度ストレスフルな状態は回避できると思っています。

そんな感じで、卓を並べる際のポリシーは
  1. 全ての卓へアクセスし易い配置にする
    一番気にするのは「椅子やテーブルで通路を塞がない」という単純なことですが、意外に他のゲーム会では気にされていなかったりします。

    ▼最近は真ん中をゲーム置き場にしてハブ的な場所にしたりしてます
    IMGP1488

    ▼和室でも中央の通路は広めに作り、全ての卓にアクセスしています
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  2. 画一的に理路整然と並べない
    同じ形で複数列並べることはせず、必ず崩し、皆が同じ方向を向くような配置にしないよう心がけています。これは画一的に並べることで発生する閉鎖感をなくす目的と、プレイ中でも他の卓やプレイヤーの顔がある程度認識できるように視界を確保するためです。どうしても画一的に並べなければならない場合は、並べるテーブルをせめてタテヨコ交互にするなど、卓ごとに変化をつけたりします

    ▼分かりにくいかもしれませんが「たづくり」で開催するときは
      卓は上から見るとxに見えるように斜めに置きますIMGP91048
少しでも会の雰囲気を良く感じてもらうために、心理的影響を考えて配置してます。
無駄な努力かも知れませんが、一番こだわりを持っているところです。 


■心ばかりの小さな取り組み
これも第1回から続けていることですが、名札を毎回新規で作成しています。

▼マイナーチェンジはしていますが、デザインは殆ど1回目と変わっていません 
nahuda

名札はコミュニケーションの補助になればという想いがあり作成しています。
必ず参加者の名前のうえに「参加回数」を入れているのもこの理由からです。ゲーム開始前の名前(自己)紹介もお願いしていて、これが話のきっかけになることはもちろん、参加回数自体が話のきっかけになっている場面も実際よく見ます。 

何気に、プレイした相手の名前(HN:ハンドルネーム)を把握しているかどうかで楽しさが変わってくると思っているんですがどうでしょうか。こういうところから輪が広がってくれればなと。 

他には、ゲーム用のプレイマットも第1回から準備しています。このマットは「すごろくや」さんの試遊卓でも使われている「ミンクソフト」というハイミロン系の布で、ハイミロンより若干安い布ですが、実際に比べてみたところハイミロンだと軽すぎて卓上でズレ易いのと、手触りが滑らか過ぎる気がしたのでミンクソフトにしました。

ただ、これが重い布なうえ90x200サイズを16枚も持ち込むので、持ち運びが大変。

設営のお手伝いさんが居てやっと持ち込める形ですが、なんとか協力いただき毎回持ち込めています。
これも大変な思いしてまで用意するものか未だに悩んでいますが、少しでもプレイ補助になるなら頑張りたいなという想いがなんとか勝ち続けています。

このミンクソフトのプレイマットは、2013秋のGMでゲームフィールドさんも販売するようです。興味のある方は是非。

小さな取り組みばかりですが、現在は止めてしまったものもあります。
無料配布していたペーパーです。

▼初期8回目くらいまでは作っていたペーパー
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仕事が忙しくなって手が回らなくなったのが正直なところです。結構作るの楽しかったのですが。
内容は薄いです。本当に薄すぎて今見ると恥ずかしいです。

こういった小さな取り組みはまた少しずつ増やして行きたいとも思っています。
最近では、「放課後さいころ倶楽部」を受付に置いてみたり、毎回プレイされているゲームリストを作成してみたりしています。その程度ですが停滞しないように少しずつでも増やしたいです。


■初心者対策?
「調布のあな」は、当時ボードゲーム暦わずか3ヶ月の私が、初心者全開で同じく初心者参加を想定して始めたゲーム会です。 (そんな想定を軽くぶっちぎって初回の参加者に月斎さんや、Realさん、石川さんなど結構な方々が居ましたが……もちろん当時はみなさんがどんな方かなんて知りません)

どういう方を指して「初心者」と言うのか?という疑問は実はずっと持ち続けているのですが、初心者というよりも「ライトゲーマー」という言葉の方がしっくりくるでしょうか?「調布のあな」は、そういう「ライトゲーマー」な方が今でも割り合い多いゲーム会だと思います。

正直なところ、「初心者歓迎」と謳っていても、私が初心者に対してどんなアクションをするか?といえば特になにもしません。ただ、初心者およびライトゲーマーを意識している部分はもちろんあって、それは「ゲームの品揃え」です。

▼ゲームの持ち込みは最大限、腰が砕けないギリギリまで(腰痛めた原因もコレですが)
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初心者歓迎の裏には問題が2つあってどうしても「量」が必要になります
  1. 初心者のシェアが上がるほど持ち込みゲームが少ない
    初心者の方がゲームを沢山持っているわけもなく、持ち込みはあまり増えません。
    それでも毎回結構な持込みがありますが、パッタリ無いときもあります。「少ない」と断言するより「アテにしてはいけない」という言い方の方が正しいでしょうか。 

  2. 幅広い参加者の方に対応するラインナップが必要
    もちろん初心者やライトゲーマーの方ばかりの会ではないので、幅広い品揃えが必要となります。上記理由もあり、必然と個数が増える傾向にあり、結局限界までゲームを持ち込むことになります。

また、「初心者なんです」と自ら言われる方にゲームの嗜好を訊く際は「最近遊んだゲームで何が面白かったですか?」と訊くようにしています。 流石に何もゲームをプレイしたことがなく来る方もなかなか居ないと思いますので何かしら引き出せますし、ゲームの系統で質問するより、喜ばれそうなゲームをチョイスする際の参考になります。初心者の方相手に気をつけているのはこの程度です。

なるべくフォローはしますが、初心者歓迎を謳っている割には私は特に何もしていない方です。 もうちょっと「初心者卓」とか他のゲーム会でやっているシステムも導入したいのですが、なかなか難しく、実施しているところは素晴らしいと思います。


■そんな感じで毎月なんとかやってます
いきなりノープランで書き始めたエントリだけに、ハッキリ言って「自分整理」に終始してしまったように思います。すいません。

イベントを始めるのは意外に簡単。ただ、続けることはそれなりに難しいとは思います。定期開催で長く続けている方々は本当に尊敬します。 私は至らないホストで本当にいい加減です。でもいい加減なりにこだわりはあり、一番面倒くさい主宰だと思います(笑)

 東京近郊ではちょっとゲーム会が飽和しているように感じますが、少し離れればまだまだゲーム会が少ない地域もあるかと思いますので、是非そういう地域でゲーム会を考えている方が居れば「とりあえず飛び込んでみてほしい」と思っています。その際の参考になれば良いなと。

あと、東京のゲーム会合同で何かイベントとかやってみたいですね。横の連携があっても面白いんじゃないかと思っています。そんな未来が来たら良いなと。

そんな感じで、今日も「どうでもいい話」でした。

ではでは。